【研究結果】毎日の「小さじ1杯のクミン」が、体脂肪の燃焼に効く!?

エスニック料理の代名詞クミン。セリ科の1年草でどちらかというとインドや中近東をイメージする独特の強い香りがありますよね。

カレーパウダーの主原料としてもお馴染みですが、古くから地中海沿岸地域で生育し、ソーセージやミートローフ、チーズのアクセントに使われたりと、世界中で愛されている香辛料です。

かつては、エジプトでミイラの保存にも使われていたという話もあるほど、人間の歴史と深く関わりあいのあるスパイスなのです。

さて、昨今の研究でこのクミンがなんと、ダイエット効果に期待できるのだとか…コレ、聞き逃せませんよ。

え、まさかのダイエット効果?

イランにある大学、Shahid Sadoughi University of Medical Scienceの研究チームによれば、クミンには減量を促し、悪玉コレステロールを減らし、さらには体脂肪まで減らしてくれる驚きの効果があるんだとか。

脂肪燃焼系スパイス

では、「Complementary Therapies in Clinical Practice」に掲載された研究成果を簡単に。
実験は、88人の肥満気味女性を2つのグループに分け、それぞれに3ヶ月間の栄養カウンセリングを実施。一方のグループには小さじ1杯(3g)のクミンパウダーを入れたヨーグルトを、もうひとつのグループにはクミン無しのヨーグルトをそれぞれ3ヶ月間に渡って一日2回食べてもらいました。ちなみにこの間、徹底的に栄養カウンセリングが行われ、毎日の摂取カロリー500kcal分これまでよりも控えたそうです。…という前置き。

そして3ヶ月後…。
クミン入りヨーグルトチーム約6kgの減量に成功!クミンなしチームも約1.4キロの分余計に減量出来たそうです。(両チームとも頑張った!)
体重の数値だけ見ると大きな差を感じないでしょう。でもね、これだけではなかったのです。

特筆すべきは体脂肪率。クミン入りグループはなんと、クミン無しグループのおよそ3倍、体脂肪率が低下したそう。まだまだ行きます。悪玉コレステロールも中性脂肪までもが減少を見せ、クミン入りの被験者たちは体重だけでなく、BMI指数もウエストも劇的に減少する結果となりました。

このように、クミンは脂肪燃焼を促し新陳代謝を高めてくれる、ありがたーいスパイスだったのです。じゃあ、後はどうやって美味しくいただくかでは・・・?

では、ここでクイングルメをおすすめ!

もちろん、パウダーをヨーグルトにかけて即、実践してみるも良しですが、料理に使ってこそクミンの風味が活きてきます。そこで、TABI LABOがオススメするクミン料理をご紹介。

【初級者編・インドネシア】
苦みと爽やかなアロマ香
「スパイス・ジャワコーヒー」

ジャワコーヒー…大さじ2杯(無ければ普通ので可) クミンシード…小さじ1杯 カルダモンシード…1〜2粒 シナモン…適量

クミンシード、カルダモンシード、シナモンを沸騰手前まで煮出したお湯でコーヒーを淹れるだけ。香りを楽しんで。

【中級者編・インド】
カレー料理の箸休めに
「クミン入りキャベツ炒め」

キャベツ(千切り)…1/4玉 クミンシード…小さじ1/4杯 マスタードシード…小さじ1/4杯 サラダ油…適量 塩…適量

サラダ油をしいたフライパンでクミンシード、マスタードシードによく火を入れキャベツを炒める。最後にお塩で味を整える。冷めても美味しくいただける。

【上級編者・イスラエル】
ひよこ豆のコロッケ
「ファラフェル」

ひよこ豆…200g クミンシード…小さじ1杯 ニンニク…1かけ 玉ねぎ…半玉 コリアンダーパウダー…小さじ1杯 ごま…小さじ2杯 レモン…適量

水洗いし一昼夜浸したひよこ豆、クミンシード、コリアンダーパウダー、ごまをフードプロセッサーでペースト状にし、玉ねぎ、ニンニクを加えてよく混ぜ合わせ1時間ほど寝かせる。180℃の油で揚げる。皿に盛ってヨーグルトソースをかけても◎

美味しく食べて楽しくダイエット。早い子はもう、始めてるかも。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。