食べられる「コロナワクチン」が開発中!?

カナダ・マクマスター大学とバイオテクノロジー企業「Rapid Dose Therapeutics」の共同研究チームが、経口摂取できる新型コロナウイルワクチンを開発中であることを発表した。

このワクチンは、新型コロナウイルスに対して有効なSタンパク質を、口の中で溶ける薄いフィルムに閉じ込めたもの。これを口から摂取することで、体の免疫系が免疫応答を発達させることができるようだ。

同ワクチンの利点は、注射が嫌いな人でも出来ること……と、そんな優しい理由だけでは無い。

注射器を使用しないことで、医療知識を持たない人でもワクチン摂取が行えるほか、ワクチンは40°C以上でも安定するというので、保存がより簡単とのこと。特に、途上国を中心とした熱帯地域でのワクチン摂取加速に貢献できると考えられている。

先ごろ、第一段階の研究を終了したことを発表。次は、カナダ政府より提供された実際の新型コロナウイルスを使用した第二段階の研究に移るということだ。

実用化されれば、大きな需要があるであろうこのワクチン。とはいえ、ここは急がず、まずは安全性を確認して欲しい。

© Rapid Dose Therapeutics/YouTube
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