「リモートワーク時代」のマッチングサイト。必要なのは、「お互いを励まし合うパートナー」

在宅勤務というスタイルにも慣れてきた一方で、「ひとりだと仕事が捗らない……」という人もいるんじゃないだろうか?

つい、気が緩んでしまうというワーカーのための「リモート・コワーキング」サービスが昨年来、欧米で右肩上がりの成長を遂げているという。

誰かと互いに監視し合うことで、集中力を維持し、生産性を落とさず作業にあたる。見知らぬ誰かとその場限りの“同僚”になるわけだが、こうしたリモート・コワーキングを斡旋するマッチングサイトのひとつに「FocusMate」がある。

基本料金無料の同サイトは昨年夏に登場。作業時間につき1対1のペアを組み、「この仕事を〇時までに片付ける」といったコミットをお互いにしたら、あとは黙々と作業にあたる。たったこれだけ。

職種も仕事内容も効率だってバラバラ。それなのに、「誰かと一緒に作業する」ことで、現に仕事がはかどるというんだから。「Focusmate」によれば、ペアリングにより生産性が200〜300%向上するらしい。

眉唾ものではあるが、なんでもオーガナイズの手法「ボディダブリング」の効果が作用することが要因なんだとか。片付けが苦手な人に対して、一緒にすることで作業効率を上げたり、持続させる効果があるというアレ。

ひとりで追い込もうなんて思っても、限界がある。誘惑だって(むしろこっちが問題)。孤独とたたかうくらいなら、オンライン上で誰かと協力し、互いに同じゴールに向かって突き進む……。ニューノーマルな働き方に、こうしたリモートワーク支援サイトや新たなツールは、まだまだ台頭してくるんだろうな。

Top image: © iStock.com/Ada daSilva
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