NY州、新型コロナ陰性&ワクチン接種証明「デジタルパス」運用開始

米・ニューヨーク州で、新型コロナの陰性ワクチン接種済みであることを証明できるデジタルパス「Excelsior Pass」が運用開始された。

州とのパートナーシップで「IBM」が開発したこのアプリは無料で利用することができ、飛行機の搭乗券のようにスマホの画面、もしくは紙に印刷したものを証明書として提示できるように作られている。

Reference: NEW YORK STATE
© nygovcuomo/Instagram

アリーナやスタジアム、劇場、結婚式場、多くの人が集まるイベントにおいて新型コロナの感染拡大を防ぐことを目的としており、早速「Madison Square Garden」でもスポーツ観戦者たちが入場する際に使用したとか。

しかし、アプリの利用はあくまでも任意

同州のクオモ知事は「Excelsior Pass」を「新型コロナウイルスと闘うための、数あるうちの一つの“新しいツール”である」と説明している。

イギリスなどでもこのような「ワクチンパスポート」がイベント会場などで実証実験されているが、アレルギーなどが原因でワクチン接種できない人もいるため、差別につながるのではないかという批判もある。

ワクチン接種がすすみデジタルパスが浸透するにつれ、その活用方法に関する議論も今後ますます活発になりそうだ。

Top image: © IBM
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