お茶碗で「世界旅行」できるふりかけ、老舗佃煮店が開発【自炊に疲れたアナタへ】

ごはんを炊いて、ササササー。

ラクチンでおいしくて栄養もとれる「ふりかけ」は、まさに現代が誇るべきイノベーション。

そろそろみんな、おうちでごはん作るのに飽きてますよね?

もう、“ふりかけごはん”でよくないですか。ふりかけごはんでいいですよ。人生、ほどよく手を抜くのは大事です。

それにイマドキのふりかけをなめてはいけません。このシリーズを最後まで根気よく、粘り強く追いかければ、人生を狂わせるような「マイベストふりかけ」に出会ってしまうかもしれません(全12回の予定です。あきらめないでついてきてください)。

12個目は、旅行にいけない旅行好きのお口を癒す「世界のふりかけ

ニューヨークの街角に
思いを馳せて……

©2021 NEW STANDARD

もはや、気軽に海外旅行に出かけていた日々が懐かしく感じる今日この頃ですが、“お茶碗で世界旅行”をコンセプトに生まれたという、「世界のふりかけ」なるものを発見しました。

江戸時代から続く東京・新橋の老舗佃煮店「玉木屋」が、230年以上受け継いできた伝統的な手作り技法で、厳選した素材だけを使って作った「佃煮ふりかけ」に、ちょっとだけ遊び心をプラスして作ったという商品で、半生タイプのフレークに、世界各地の名物料理の味がぎゅっと詰まっています。

今回は「イタリアントマト」「グリーンカレー」「四川麻婆豆腐」「ベーコンエッグ」「チキンカレー」「中華風搾菜(ザーサイ)」の6種をお取り寄せ(ほかにも、「ホットサルサ」「焼肉カルビ」「トムヤムクン」などいろんな味があります)。

食べてみると、「グリーンカレー」はひき肉のそぼろと竹の子なんかも入っていて、喉の奥の方まで痺れる辛さがあるし、「イタリアントマト」はコクのあるミートソース風のそぼろで玉ねぎの甘みも感じられるし、どれも「ふりかけです」っていってしまうのがもったいないくらいの満足感があったのですが、なかでも好きだったのは、「ベーコンエッグ」でした。

ラインナップのなかで一番簡単な料理じゃねぇか、というツッコミは置いといて、ベーコンとエッグ焼くだけなんだから家で作れよ、というツッコミも置いといて、私のなかでは一番“お茶碗で世界旅行”できたという話。

旅先で食べる庶民的な味って、豪華なレストランで食べた料理の味よりなんだか記憶に残りませんか?ベーコンエッグもその類だと思うんですよね。

ま、私はニューヨーク行ったことないんですが、街の片隅のカフェで食べる本場のベーコンエッグに思いを馳せながら、一人ふりかけごはんをもぐもぐほおばったのでした。

は〜、旅行行きたいな〜。

「世界のふりかけ」は、そんな感じのふりかけです。

よし、
ふりかけごはんにしよう!

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。