往復32Km以上の離島間を約10分で……五島市でドローンが医薬品配送

通常定期船と陸路で45分程度かかる行程を、固定翼VTOL型ドローンにより約10分で、処方箋医薬品を配送する実証実験が、長崎県五島市の離島間で今月22日(月)~26日(金)に行われる。

以前、TABI LABOでもお伝えした、五島市と「ANAホールディング」らの企業の取り組みから新たなフェーズの展開。

今度は製薬会社や医薬品卸などとともに、持続可能性のある医療提供体制の構築を見据えた実験だ。

長崎県五島市福江島港エリアから久賀島の内陸に位置する久賀診療所へ、オンライン診療・オンライン服薬指導と連動して、往復32kmを超える距離をドローンにより片道約10分ほど(風況により所要時間は前後)で、安定して処方箋医薬品を配送できるかチェックしていく。

離島に住む患者さんにとって、通院へのハードル(船移動での通院困難など)の地域医療課題解決を目指したものだが、拡大展開されれば過疎地域への医療体制の充実なども期待できる取り組みだろう。

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