食品の「健康度」をAI判定。無料アプリ「FoodScore」がスゴい

テクノロジーの融合は、なにも代替肉や代替ミルクに限った話ではない。

ヘルスケア事業に力を入れる株式会社シグナルトークが、市販食品の健康への影響を判定するアプリ「FoodScore」をローンチした。かいつまんで説明すれば、食品のバーコード原材料名を撮影すると、健康的な食品かどうかAIが教えてくれるというもの。しかも、利用はすべて無料というから驚かされる。

文字データが小さいが、ぜひ画面をピンチしてみて欲しい。

©株式会社シグナルトーク

FoodScore(フードスコア)の商品リストと健康度の表示

健康への影響は、AからEの5段階の「健康度」という独自指標でAIが判定。

健康度判定のベースは、約7000人の食生活や疾患、添加物の摂取と症状の関連のデータ、さらに日本の消費者庁や厚生労働省の添加物データと米FDAWHOEUが発表している添加物の人体への影響のデータ、さらには添加物専門家の書籍情報などだ。

これらを基にAIがディープラーニングを行い、食品の原材料名に含まれる添加物と症状の関連リスクを算出。好影響を加点方式で、悪影響を減点方式で評価したものが「健康度」となる。

おもしろいのは、AIによる判定とともに投稿による美味しさの評価口コミといった属人的な判断材料も並列されているという点。「健康」と「おいしさ」が同義語とは限らない。ビッグデータでは拾いきれない「口コミ」が、意外と効いてくることもある、ということか。

ユーザーはこうした情報をもとに「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「楽天」などECサイトでの購入へと遷移したり、検索が可能だ。

©株式会社シグナルトーク

日進月歩のフードテック。必ずしもそれがすべてではないものの、いかに自分の食習慣に取り入れるかで、健康のサポートが得られる。もう、そんなことが当たり前の時代に突入しているのかもしれない。

興味のある方は、以下へ。

FoodScore

【公式ページ】https://food-score.tech/lp
【App Store】https://apps.apple.com/jp/app/id1521991559

Top image: © iStock.com/monticelllo
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