2033年稼働予定!世界初の「人工エネルギー島」がデンマークに!

2月4日、デンマーク政府は世界初となる「人工エネルギー島」の建設に着手することを発表した。

デンマークから80キロ離れた北海に建設されるその島に、およそ200の洋上風力タービンをつなぎ、それによって再生可能エネルギーを生産。そして、貯蔵する能力を備える計画だ。

2033年頃に稼働する予定で、まずは300万世帯分の電力の供給を目指す。うまくいけば将来的には1000万世帯分の電力が供給可能になるそうだ。

今回の人工島建設について、デンマークの「エネルギー・電力・気候省」のダン・ヨルゲンセン(Dan Jørgensen)大臣は「デンマークの歴史上、もっとも大きな建設プロジェクトになる」と語っている。ちなみに、島の大きさはサッカー場約18個分らしく、じつに巨大だ。

2050年までにエネルギーの脱炭素化を目標とするEUは、再生可能エネルギーが主要の電力源になったとつい先日、発表されたばかり。「欧州グリーンディール」政策実現に向けて着実に進んでいるといえる。

デンマークのこうした積極的な取り組みが、EUだけでなく、諸外国にどう連鎖していくのか注目したい。

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