もしも「Dyson」が電動スクーターを作ったら……?

スタイリッシュで、インテリアのように生活に馴染むデザインで、掃除機や扇風機、ドライヤーの概念を大きく変えた「Dyson」

その洗練された設計に感銘を受けて、「バレンシア工科大学」で交通デザインを学ぶIago Valiño氏が、電動スクーター「dyson moovo」を考案した。

© iagovalinodesign/Instagram

Dysonが実際に制作したものではないものの、シンプルかつ機能的な佇まいは、このまま売り出されていても、思わず信じてしまうほどの高い完成度。

たとえば、ハンドルバーひとつとっても、ガジェット好きの心をくすぐる工夫が盛りだくさんだ。

滑りにくい素材、折り畳めるハンドル、手元で簡単に速度調整できるスロットルなど、目立たないながらも便利な要素が連なるなかで、中央のディスプレイが一際光る。

なぜなら……"指紋認証機能"が付いているから。

盗難を恐れて、何重にも鍵をかける煩わしさから解放されるうえ、ワンタッチで飛び乗れるお手軽さ。Valiño氏が目指した「環境にやさしい短距離移動手段」を見事に体現している。

© iagovalinodesign/Instagram

そのほかにも、ユーザーの心地よさを考え抜いた証拠は、どんな天候下でもバッテリー残量や走行距離、速度を見やすく表示するための反射防止加工や、事故を防ぐLEDライト、高さを調節できるスタンドなど、随所に宿る。

自動車よりもエコで、自転車よりもコンパクト。こんなにかっこいいデザインのスクーターがリリースされたら、ぜひ乗ってみたいものだ。

© yankodesign/Instagram
Top image: © Iago Valiño
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。