主人公は「94歳の小学生」。最新ドキュメンタリー作品『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』に注目!

きっと新年の一作目にぴったりな映画に違いない!

ケニアのへき地で助産師として暮らしてきた94歳のゴゴ(カレンジン語で「おばあちゃん」の意味)が小学校に通い、そして、卒業試験に挑戦する物語をおさめた『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』

危険な道のりを何時間もかけて通学する子どもたちに密着した『世界の果ての通学路』が2013年の「セザール賞」最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したパスカル・プリッソン監督の最新作だ。

“映画”という存在そのものを知らなかったゴゴだが、幼少期に勉強を許されなかったこともあり、「世界中に教育の大切さを伝えられるなら」と今回の撮影を許可したのだそう。

耳は遠く、腰も患っていて、目の具合もよくない。それでも家族や友人、自分が取り上げた教師、クラスメートたちに応援されながら学校生活を送るありのままの姿が切り取られている。

「チャレンジすることに遅いも早いもない」という希望勇気が溢れており、観たあとは世界が少し違って見えるはず。

東京「渋谷ピカデリー」ほかで絶賛公開中。

このご時世に強くはオススメできないけれど、できればたくさんの人に観てもらいたいなあ。

© キノフィルムズ / YouTube

『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』

【公式サイト】https://www.gogo-movie.jp/

Top image: © Ladybirds Cinema
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。