SF映画に出てきそうな「風力貨物船」にワクワク

スウェーデンの船舶会社「Wallenius Marine(ワレニウス・マリン)」が開発中の風力発電船「Oceanbird(オーシャンバード)」が最高にクール。

一度に7000台もの自動車を輸送できる大容量と、大西洋を12日で渡りきるスピードはもちろん魅力的だが、この船の真骨頂はそこじゃない

なんと、船から排出される大気汚染ガスを、重油船と比べて90%も削減。全長200m、幅40m、時速20km/hの大型貨物船であるにもかかわらず、風を主動力とすることで、どこまでもクリーンな航行が実現したというわけだ。

上下左右自在に動く、スチール製の5本の帆で、効果的に風を捉える仕組みだ。

国際海事機関「IMO」が打ち立てた「2030年までに、国際海運における二酸化炭素排出量を40%削減する」という目標の達成に大きく貢献することになるだろう。

2021年からの受注開始、2024年末の納船を目処に着々と開発が進んでいるオーシャンバード。まずは貨物船として、いずれはクルーズ船としての運用も検討されているそう。

まるで仕掛け絵本をめくるように楽しめる公式サイトは、コチラから。大海原が波打っていたり、船を画面上で360°見回せたりと遊び心満点だ。

© Wallenius Marine/Youtube
Reference: Oceanbird
Top image: © Wallenius Marine
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。