太陽光の当たる「月面」でも「水分子」が発見される

10月27日、「NASA」が太陽光の当たる月面にも「水分子」が存在することを確認したと発表。これまで、影になっている部分のクレーターでは観測されていたのだが、この発見は初めてとなる。

水分子の発見で使用されたのは「SOFIA」と呼ばれる赤外線望遠鏡。これはボーイング747を改造し、赤外線望遠鏡を搭載した航空機だ。大気圏のうえを飛行するため、障害物のない状態で観測ができるという。

そして、太陽光の当たる月面でも、天然ガラスなどの鉱物内に閉じ込められている水分子を確認したそうだ。

NASAで有人探査を牽引するJacob Bleacher氏は「もしも月の資源を利用することができれば、搭載する水の量を減らし、科学的発見をするための装置を多く運べるかもしれない」と、今後の可能性についても語っている。

ひょっとしたら、2024年に有人月面着陸を目指す「アルテミス計画」にも影響がでるかもしれない。

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