【世紀の発見?】「地球の酸素」が「月の鉄」を酸化させている可能性

9月2日、「ハワイ地球物理学・惑星科学研究所」が月の高緯度帯で“赤鉄鉱”を発見したと発表。

これは鉄の酸化物からなる鉱物なのだが、月には大気がほとんどないため「なぜ酸化したのか?」という疑問が湧いてくることに。

さらには、太陽風には水素が含まれることから、酸化とは逆の現象を引き起こすと考えられていた。カンタンにいえば、かなり“予想外の発見”だったようだ。

そして、現在の有力な仮説がこの記事のタイトルの通り。地球の上層大気に含まれる酸素が太陽風にのり、月の表面に当たって鉄を酸化させ、その結果、赤鉄鉱になったというもの。

それが正しいと証明されれば、月が進化してきたことに対して、地球は大きな役割を担っていたことになり、既存の考えを再確認する必要も出てくるという。

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