「メンズメイク」がオンラインMTGで好印象につながると判明【実験結果】

メンズメイクをして当たり前の昨今。新しい生活様式のもと、オンラインのコミュニケーションが増えたことで、画面に映る自分の印象に気を配る男性も増えているようだ。

こうした背景をきっかけに、「資生堂」のメンズヘアケア&スキンケアブランド「ウーノ」と「SOOTH株式会社」が、オンラインミーティングにおいて男性メイクが与える心理的影響を脳波・心拍測定により可視化する検証実験をおこなった。

その結果、「オンラインミーティングでの第一印象も、ミーティング全体を通しての印象も、メイクをしているほうが有意に高評価の傾向」「脳波・心拍測定の結果、メイクをした相手への印象上昇には『心地よく、心が沈静化した状態=リラックスした感情』が関与している」という結論が導き出されたという。

実験を監修した大倉典子氏(芝浦工業大学 名誉教授・SIT総研 特任教授)は、こう総括する。

「オンラインミーティングであるからこそ、相手の印象に影響する情報が限られ、顔の外見の情報から評価する比重が高まり、『メイクの有無に対する直接的な印象の差異』がより顕著に出たと考えられます。

 

新しい生活様式が求められているこれからの時代には、オンラインでもいかに相手とフランクに会話できるかが重要なスキルの一つになります。

 

『相手をリラックスさせること、相手が話しやすくなる“余裕感”のようなものを感じさせること』が好印象を与え、内面の印象に関してもポジティブに見なしてもらえることにつながるので、オンラインでのコミュニケーションのテクニックのひとつとして、メイクを取り入れてみるのもいいかもしれません」

「メンズメイクがオンラインコミュニケーションのテクニックのひとつになる」……たしかに一理ありそうだ。

Top image: © iStock.com/diego_cervo
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