アフリカの空に超大型バルーンが飛行中!その理由とは……?

先週火曜日からケニア共和国の首都・ナイロビの上空に超巨大なバルーンが出現。

それも、今後数週間かけて35台まで増えていくというのだが、一体どういうことなのか?

じつはこれ「HAPS(High Altitude Platform Station)」と呼ばれる空飛ぶインターネット基地局

「Alphabet」傘下の米「Loon」によるプロジェクトで、試験運用を終え、ついに本格的稼働が開始されるというのだ。

このバルーンには、太陽電池パネルが搭載されており、地上20kmの成層圏を数ヵ月間も飛び続けることが可能。

風の影響を受けて移動することもあるというが、ナイロビを含む、ケニアの中央部と西部の約5万平方kmのエリアに4G LTEネットワークを提供することができるようだ。

同社によれば、さまざまな技術革新でインターネット利用者が増えたものの、世界人口の約半数に相当する38億人近くがいまだにインターネットにアクセスできない状況にあるとか。

この状況を打破するために、この技術を大きく発展させていく予定だという。

また実証実験では、大災害が発生したエリアに緊急サービスを提供するためにバルーンを展開することにも成功しているとのこと。

今後、さまざまな場面での活躍が期待されている同技術。もしかすると近い将来、日本で目にすることもあるかもしれない。

Top image: © Source: Loon.
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