Facebookが特定のメディアに「国にコントロールされた」ラベルを適用

米・Facebookは先日、国営メディアのページや投稿、広告に「国にコントロールされたメディア」とのラベルを付ける方針を発表した。

記事やポスト内容の背後に何があるのかをわかりやすく伝えるためであるというこの変更。ラベルが貼られる対象として、中国の「新華社」ロシアの「スプートニク」イランの「プレスTV」などが含まれているという。

2016年の米大統領選では、FacebookをはじめとしたSNSを通した海外メディアによる情報操作が問題に。今回の変更は、今年控えた大統領選挙への外国からの干渉を防ぐ狙いもあるようだ。

なお、米の国営メディアは“編集の独立性を維持している”という理由でラベル付けからは除外されているようだ。

ラベル付けの基準については、さまざまな要素をもとに判断しているとのことだが、誤ってラベルを付けられた場合には、独立したメディアであることを証明することでラベルは外されるという。

大きな影響力を持っていることが指摘されるSNS。誰もが気軽に発信できる魅力溢れるツールであることは間違いないが、プラットフォームの改善やユーザーのリテラシーある行動こそが、今、必要とされているのだ。

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