シズル感たっぷり! Netflixの「グルメ番組」3選

頭は使いたくないけど、ちょっと暇だから何か観たいんだよな〜。顕在化することはあまりないけど、絶対にこういう気分になっているときって、あるはずなんです。

ただただ笑えるコメディを選ぶのもアリ。でも、意外とグルメ番組を流し見するのもイイ。

今回は「Netflixオリジナル作品」のグルメ番組にフォーカスして、3つの作品を紹介しようと思います。

どれもシズル感たっぷりだから、深夜にチェックするのは気をつけてくださいね(笑)。

01.
道端にある「伝統」にグッとくる
『ストリート・グルメを求めて: アジア』

©Netflix

あらすじ

ストリートフードである屋台料理と、伝統を守りながら自分らしさを打ち出せる料理作りに情熱をそそぐ人々の物語を求めて世界をめぐるドキュメンタリー。

出典:『ストリート・グルメを求めて: アジア』(Netflix)
Netflixオリジナルシリーズ『ストリート・グルメを求めて: アジア』独占配信中

旅慣れた人なら共感してくれると思うんだけど、その国や地域のカルチャーは道端で体感することができます。歩道の幅も、ゴミ箱の数も、グラフィティの系統も、全てが発見につながる。そして、絶対に忘れてはいけないのが屋台です。

最初に紹介する作品は、そこにスポットライトを当てた『ストリート・グルメを求めて: アジア』。

長い月日を経て培われた手さばきによって、一切の無駄がなく料理が作られる様子は何度見てもワクワクしちゃいます。仕上がりはとってもシンプル。だけど、やっぱりソソられるものがあります。

この作品のもうひとつのポイントは、屋台料理を作る人にもフォーカスしていること。苦労や葛藤を知れる点を考えると、旅をする以上に“観ること”が旅になる。そう表現しても大げさじゃありません。笑えたり、泣けたり、感情を揺さぶられます。

取り上げられるのは、ミシュランの星を獲得したタイの屋台や京橋にある立ち飲み屋など。

安くなってしまうから絶対にこの表現は使いたくなかったんだけど……どれも本当に美味しそう!

02.
料理人と投資家の「駆け引き」
『100万ポンドのメニュー』

©Netflix

あらすじ

イギリスの外食トレンドを変えうる斬新なアイデアを引っ提げ、投資家の厳しいジャッジに挑む者たち。投資家と客の心を満足させて、夢の出資金ゲットなるか?!

出典:『100万ポンドのメニュー』(Netflix)
Netflixオリジナルシリーズ『100万ポンドのメニュー』シーズン1~2独占配信中

ふたつ目の作品は『100万ポンドのメニュー』。

カンタンに説明をするなら、イギリスのグルメ版『シャーク・タンク』。日本で言うところの『¥マネーの虎』です。

現在、シーズン2まで配信中。ふたつのシーズンで構成が少し違うのですが、大筋としてはレストランを出したいと考えている人の企画書を投資家が判断して、数日間のポップアップストアで腕試しをするというもの。その結果により、投資されるかどうかが決まります。

トントンと話が進んでくれるから、ほとんど何も考えることなく作品をチェックできちゃいます。ビジネスというストーリーがあることもポイント!

個人的に好きなのは、投資家のアドバイスを受けて必死で改善をしようとする人もいれば、自分たちのこだわりを貫き通す人もいて、いろんな考え方をリアルに知れること。

あと、ヴィーガン向けジャンクフードやサステイナブルなレストラン経営といった具合に、これからのトレンドになりうるアイデアを知れるのもイイ。

ビンジウォッチングするのではなく、1日1エピソードくらいの頻度で観るのがおすすめです。

03.
庶民的な料理の歴史と進化に迫る
『アグリー・デリシャス: 極上の“食”物語』

©Netflix

あらすじ

妥協を許さないスターシェフ、デイビッド・チャンが友人たちとともに、世界中で愛されている定番メニューの数々に舌鼓を打ちながら、食と文化を掘り下げていく。

出典:『アグリー・デリシャス: 極上の“食”物語』(Netflix)
Netflixオリジナルシリーズ『アグリー・デリシャス: 極上の“食”物語』シーズン1~2独占配信中

最後は『アグリー・デリシャス: 極上の“食”物語』。アメリカの人気ヌードルバー「Momofuku」を創業したシェフ、デイビッド・チャンがナビゲーターを務めるグルメ番組です。

フォーカスされるのはピザやタコス、フライドチキンなど、庶民的な料理ばかり。でも、その誕生背景や進化についても迫っていて、ただ食べたりするだけじゃないんです。

内容はコミカルでもあり、シリアスでもあります。アメリカで有名なコメディアンが出てきて笑いをとったり、デイビッド・チャンがたくさんの人と討論をしたり、観ていても飽きがきません。少し過激で危なっかしい彼の発言にも注目!

じつは、そうした内容の多くは人種差別移民問題にもつながっています。食を通して疑問を投げかけるメッセージ性もあるんです。……にもかかわらず、気軽に楽しく観れちゃうのはさすがNetflix。スゴい。

ちなみに、デイビッド・チャンは日本で料理を学んでいた過去もあるからか、よく日本のレストランや食べ物が登場します。それらを見ると、親近感も湧いてきますよ。

Top image: © Netflixオリジナルシリーズ『ストリート・グルメを求めて: アジア』独占配信中
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。