花より団子な「マネーブーケ」インドネシアで人気急上昇

愛情や感謝を伝える最良のツールのひとつが花束。だが、お金ほどに愛や感謝が伝わるかといえば……。

今、インドネシアの富裕層を中心にトレンドとなりつつあるのが「money bouquet(マネーブーケ)」だ。これは読んで字のごとく、紙幣で作った花束。これまで家族間での誕生日プレゼントとして贈られることはあったそうだが、近年は友人同士で卒業祝いや出産祝いとしても人気なんだとか。

赤、青、黄、緑、紫、茶、ピンク、たしかにルピア紙幣は他国のお金と比較してもカラーバリエーション豊か。花紙幣にもってこいなのかもしれない。

そういえば、韓国にもマネーブーケ「トンコッタバル」があるが、アジア各国の寺院を巡ると折り紙のように精巧に紙幣で形作った供え物を目にすることがある。供え物として、贈りものとして、お金にひと工夫を加える風習は今に始まったことではないのかも。

「まさか」と検索してみたら、日本でも誕生日用の花束に紙幣を巻いてくれるフラワーショップもあるみたい。

それにつけても、風流より実というのか、まさしく「花より団子」なプレゼント。そりゃ嬉しいに決まってる。でも、もらう側の反応も困りものだろうなぁ。

© dflorist_medan / Instagram

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