「NASA」が宇宙空間で「レタスの収穫」に成功!分析の結果......

人間が生きていくために、絶対に必要である「食料」

それは、遠く離れた場所で働く宇宙飛行士たちにとっても同じだ。

現在は、地球で作られた加工品でまかなわれている宇宙食。しかしそれでは、ストックできる量に限りがあるため、長期間にわたる宇宙での研究を望む「NASA」は、宇宙空間で完結する食料生産システムの構築を急いでいるとか。

そんななか、この課題に一筋の光を差す研究結果が発表された。

2014年からNASAがおこなっている栽培プロジェクト「Veggie」で、宇宙空間で育てた自家製レタスの収穫に成功。分析の結果、それは地球で育てたレタスと生物学レベルでほぼ同じだと判明したのだ。

味が変わらずおいしいだけでなく、一部の宇宙レタスには地球のものよりカリウム、ナトリウムなどの栄養分が多く含まれていたというから驚きだ。

今後はより難しいとされている、トマトパプリカなどの栽培も目指しているとか。

宇宙で自給自足ができるまで、まだ先は長いかもしれない。しかし、小さなレタスが人類の大きな一歩に貢献したことは、間違いなさそうだ。

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