サウナ自粛中のサウナーへ。「自宅でととのう方法」教えます!

サウナに入って汗をかきたい。水風呂に浸かって“羽衣”を纏いたい。外気を浴びてボーッとしたい。あ〜っ、ととのいたい!!!

サウナに行けず、そろそろ“禁断症状”が出ているサウナーも少なくないはず。わかります。僕もです。でも、このご時世。みんなでグッと我慢です。サウナーたるもの、紳士たれ。サ活は安全・安心な世の中になってから!

というわけで、ここでは外出することなく「自宅」でととのう方法を紹介。“特効薬”ともいうべきハウツーを伝授してくれたのは、『TABI LABO』ではもうおなじみの加藤容崇医師。

全サウナーを代表して一言。

先生〜!助けてください!!!

加藤 容崇(かとう やすたか)

慶応義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット特任助教・医師、北斗病院・医師、日本サウナ学会 代表理事。サウナ好きが高じて、“ととのう”をはじめとしたサウナの効能を科学的に解明する取り組みをおこなっている。著書『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』が好評発売中。

「結論から言います。

41℃〜42℃のお風呂15分(バブ入り)→水シャワー→休憩がおすすめです。理由は以下。

60℃のウェットサウナ15分で0.8℃、90℃のドライサウナでは0.5℃ほど深部体温が上がります。

また、40℃の風呂15分では0.8℃、42℃では1.6℃ほど上昇することが報告されています(入浴による食欲、深部体温、食欲調整ホルモンへの影響, 日本健康開発雑誌, 2017)。

したがって、60℃の少しぬるいウェットサウナと40℃のお風呂は同等の深部体温上昇効果があると言えるでしょう。

42℃のお風呂には、60℃のウェットサウナ2セット分の深部体温上昇効果がある。一般家庭の浴槽は温度が不均一で、実際には設定温度よりも低くなる傾向があることを考慮すると、バブなどの発泡性入浴剤によって温熱効果を追加するといいかと。湯中の炭酸は血管拡張作用があり、体が温まりやすくなりますから。

お風呂15分は入ってみると意外と長いので、漫画を読んだり、スマホで動画を見たりするといいかもしれません。こんなときだからこそ、普段サウナではできないようなことをしてリラックスしてみては?

ただし、長時間のお風呂はサウナと比較すると疲れを感じる傾向があります。朝には不向きですし、夜であっても入り過ぎにはくれぐれも注意してください」

『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』

脳疲労が瞬時に消える!ビジネスのパフォーマンスを最大化する正しいサウナの入り方!

著:加藤 容崇 発行:ダイヤモンド社

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。