ヨーロッパでは「超小型EV」がブーム?「Microlino」の最新作がお披露目

軽自動車よりひと回り小さく、都市部のライフスタイルに寄り添った「超小型EV」は“環境に優しい次世代のモビリティ”としてヨーロッパを中心に需要が高まっている。

3月4日、スイスの自動車メーカー「Micro Mobility Systems」は超小型EV「Microlino」の新バージョン「Microlino 2.0」と三輪電動スクーター「Microletta」をリリース。

2016年にデビューしたMicrolinoは、1950年代にヨーロッパでブームとなった「バブルカー」に着想を得た“レトロなデザイン”“エコフレンドリーな設計”が特徴。今回発売された新バージョンでは、車輪構造やモーター、インテリアが刷新され、よりパワーアップした。

「Microlino 2.0」の車体
©Microlino

「Microlino 2.0」と同時にお披露目された「Microletta」は、安定性抜群の三輪電動スクーター。最高時速は80km出るものの、ヨーロッパでは「三輪車」に分類されるため、オートバイの免許は不要。こちらも次世代のモビリティとして注目されている。

「Microletta」の外観
©Microlino

昨年の「東京モーターショー」では、国内外の大手メーカーが手がける超小型EVが多数展示され、その注目度の高さが伺えた。また、今年2月には、フランスの自動車メーカー「Citroën(シエトロン)」からも超小型EV「Ami One Concept」発売され、TABI LABOでも紹介したばかりだ。

トヨタも2020年内の参入を発表しており、環境問題への関心の高まりと共にブームが加速することは間違いないだろう。

Top image: © Microlino
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。