友だちと真剣勝負!頭を使いまくる「ボードゲーム」3選

“お酒を飲んでいると楽しい”なんてことをよく聞きます。でも、本当にお酒は必要なんでしょうか? 飲んでいなくても、楽しい時は楽しいんだけどなぁ……。

友だちと盛り上がるために、とりあえず居酒屋に行っているだけなら、もったいないと思うんです。その代わりに家でボードゲームをやりません? お酒の存在を忘れるくらい夢中になれて、しかも、ワイワイできちゃうんですよ。

っつうことで、日本最大級のボードゲーム専門店「すごろくや」に協力していただき、アルコールは要らないと思えるほど熱中できるボードゲームを3つ紹介してもらいました。

すごろくや

海外製を中心とした近代のボードゲーム・カードゲームを見て・さわって・買える日本最大級の専門店。店舗販売のみならず、自社ボードゲームの開発や、イベントの企画運営など、生活を豊かにするボードゲームの魅力を発信する、様々な活動を行なっている。

01.
アイマスクをして、まるばつゲーム!?
「フォーセンシズ」

「フォーセンシズ」のパッケージ
©2020 NEW STANDARD

【遊び方】

アイマスクをして、まるばつゲームみたいなことをやる。

 

すごろくや:「フォーセンシズ」は日本の山本光夫さんが作ったゲームがスイスで外国版として販売されて、それがまた日本でローカライズされたという経緯のあるゲームです(笑)。

特徴はアイマスクをしながらやるということですね。視覚に頼らないで、まるばつゲームみたいなことをやります。

 

──おお、なんか難しそう……。

 

すごろくや:やっぱり、頭は使います。でも、やってみると分かるんですが、意外と状況は把握できますよ。

「フォーセンシズ」の遊び方
©2020 NEW STANDARD

すごろくや:まるばつゲームのように、お互いにひとつずつコマを置いていき、一列全部揃えられれば勝ちです。

ちょっと違うのは、厚みがあるコマと穴が空いているコマがあるところ。

厚みがあるコマが4つ揃ったらOK。この時は、穴が空いているコマを使っても大丈夫で、とにかく高さを揃えることが大切です。

穴が空いているコマを4つ並べるのもアリ。この場合、高さは特に関係ありません。

で、もちろん、穴が空いていない普通のコマだけで揃えても勝ちとなります。

最後にもうひとつだけ勝ち方があるんですが、初心者の人はすでにいっぱいいっぱいだと思うので、ここら辺にしておきましょう(笑)。

 

──ひとつ気になるんですけど、見えてない状態でどうやって勝ち負けを判断するんですか?

 

すごろくや:自分がいずれかの条件をクリアできたと思ったら、声で「揃いました」などという合図をすれば大丈夫です。そうして、アイマスクを外して、実際に確認をして、本当に合っていたら勝ち。間違っていたら、負けになっちゃいます。

自分の番が回ってきたら、相手がどこにコマを置いたのかを手で確認することもルールとして許されています。あと、相手が気づいてないけど、じつはコマが揃っていたなんて状態でも合図はできることになっています。

 

──考えることが多いから、ゲーム中はとっても静かになりそうですね。

 

すごろくや:みんな、真剣になってやりますよ(笑)。慣れてきたら、相手に意地悪もできるので、どんどん楽しくなっていきます。

フォーセンシズ

プレイ人数:2〜3人
プレイ時間:約15分
値段:3520円(税込)

02.
言葉選びが大切な暗号ゲーム
「デクリプト」

「デクリプト」のパッケージ
©2020 NEW STANDARD

【遊び方】

まず、チームメイトには正確に情報を伝えられ、相手チームにはそれを悟られないようにする“ちょうどいい暗号”を考える。そうして、相手チームの暗号を2回当てられれば勝ち、チームメイトに暗号を2回伝えられなければ負け。

 

すごろくや:「デクリプト」はチーム戦のゲームです。まず、キーワードをお互いのチームが4つ持っていて、暗号を言っていきます。

キーワードの言葉はゲームごとに変わって、たとえば、「天気」や「毒」、「パンク」などがあります。それをモニターに差し込んだら準備完了。

で、ターンごとに「1.2.4」のように数字が書かれたカードを引き、その順番通りに暗号を言います。暗号となる言葉に制限はなく、「天気」「毒」「パンク」に関わる「晴れ」「ヘビ」「自転車」などと言えばOKです。

でも、この暗号はチームメイトに伝わらなかったらダメ。「今のって、『1.2.4』の順番だよね?」と当ててもらえたら情報伝達に成功したということになります。

相手チームも同じように順番を当てることを目指します。

 

──キーワードは当てなくてもいいんですね。とはいえ、最初は全く見当がつかない気がする。

 

すごろくや:キーワードはなんとなく見当をつける程度で、ピンポイントで当てる必要はありません。

最初のうちはまったく見当がつかないので、専用の紙に相手の暗号をどんどんメモしていきます。

「デクリプト」の遊び方
©2020 NEW STANDARD

すごろくや:ゲームが進んでいくと、なんとなくどの番号の暗号なのかが分かってきます。「パンク」なら「自転車」「穴」「修理」などの暗号を耳にするようになるので。

そして、次の暗号で「タイヤ」と言っていたら、おそらく4番のキーワードがそういう感じなんだろうなと予測できます。

結果的に2回順番を当てられたら勝ち、もしくは、チームメイトに2回情報を伝えられなかったら負けです。

 

──なんか仲間割れもありそうな予感(笑)。

 

すごろくや:そうなんですよ。ゲームが終わった後に「こんなん言われても分からないわ!」「なんで分かってくれないの?」とか、仲間割れはおきがちですね(笑)。

まあ、そこも含めて楽しいゲームで、くだらないことで言い合えるのは、それだけ熱中しているということじゃないですか? いいですよね、そういうの。

デクリプト

プレイ人数:3〜8人
プレイ時間:約30分
値段:3080円(税込)

03.
一番高いビルを建てた人が勝ち!
「マンハッタン」

「マンハッタン」のパッケージ
©2020 NEW STANDARD

【遊び方】

街にビルをどんどん建てていって、得点を稼ぐ。

 

すごろくや:「マンハッタン」は昔からあるゲームで、ここ数年で新しいバージョンが発売されました。

ビルを建てて、その高さなどをもとに得点を換算し、一番高い人が勝ちです。

細かいルールを説明すると大変なので、ざっくりと紹介しますね。手札から9マスのどこにビルを建てられるのか?が指定されたカードを出して、6つある街から1つを選んで、そこにビルを建設をします。

 

──「街」というのはボードに書いてある「9マス」のことで合ってます?

 

すごろくや:そうです。これを繰り返して、どんどんゲームを進めていきます。途中で誰かのビルの上に増設をすることも可能です。なので、一番上の色がそのビルのオーナーとなるんです。横取りをされたら、イラっとしますよ(笑)。

「マンハッタン」の遊び方
©2020 NEW STANDARD

すごろくや:6つの街ごとで考えて、オーナーとなっているビルの数が多い人は2点もらえ、さらに、全体で一番高いビルを持っている人は3点もらえます。

この得点換算は、3周ごとにやっていく決まり。

なので、得点を稼ぐために相手を邪魔したり、横取りをしたり、あるいは、いろんな場所にビルを建てたり……あらゆる方法を駆使して、ビリオネアを目指します。

 

──これは人柄が表れますね、きっと。

 

すごろくや:街を独占しようと頑張る人や空いている土地にどんどんビルを建設する人、やられたらやり返す人がいたり、客観的にゲームを見ているとオモシロいですよ。

ただ、どこにビルを建てられるかはカード次第なので、運が強いのかどうかも影響してきます。悔しいことに、日常生活でもそうなんですけど、持っている人は持っているんですよね。

マンハッタン

プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:約45分
値段:4620円(税込)

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。