インターネット上の「荒らし」になりきるゲームが話題に

エンタメから政治まで、ネット上でさも真実かのように語られ、多くの人々に嘘の情報を刷り込む「フェイクニュース」が社会問題となっている。

フィンランドの国営放送「YLE」は、そういった悪質な情報に惑わされないように、インターネットリテラシーの教育を目的としたインターネットゲームを作成した。

「Troll Factory」と名付けられた本作。「Troll」とはスラングで「荒らし」という意味をもち、実際にロシアに存在したフェイクニュースを大量に発信していたサイトの名前に由来している。

内容は、自分が「荒らし」になりきり、どのような行動を取れば注目を集めるかを体験することで、実際の「荒らし」の手口を理解するというもの。

プレイ画面ではインターネット上で拡散されているリアルな画像が使用され、さまざまな選択肢のなかからもっとも世間に悪影響を与えられるものを選択することでポイントがもらえるといった過激な演出も。

現在は英語版のみとなっているが、パソコンやスマホから簡単にプレイできるので、実際にプレイして悪質な「荒らし」の手口を学ぶことができれば、ネット上での自己防衛にも役立つはずだ。

『Troll Factory』
スマホ・PC対応 (英語のみ)

Top image: © 2019 Yle News Lab, Yle The Finnish Public Broadcasting Company
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。