「顔パス」できる改札機を「大阪メトロ」が実験中

「大阪メトロ」は、将来的な導入を目指し「顔認証」と「二次元バーコード」で入退場できる試作の改札機を一部の駅に設置。12月10日から2020年9月末にかけて、社員を対象に実用化へ向けた実証実験をおこなう。

この実験は、2024年度までに大阪メトロ全駅にて同改札機を導入するための取り組みで、乗客の負担軽減や混雑の緩和、券売機数の削減によるコストカットなどを狙う。今年4月から、大阪メトロと複数のメーカーが協力して試作機の開発を進めていた。

この改札機では、備え付けカメラで顔認証を実施。顔写真など事前に登録したユーザー情報と一致すれば、入退場が可能になるシステムだという。

まずは「長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅」をはじめとする全4駅にて試作機による実験をおこない、その結果をもとに改良を加える予定だ。

日本国内の鉄道事業者としては「初」の取り組み。大阪メトロにとっては、とくに利用者の混雑が増加すると予想される、2025年開催の「大阪・関西万博」までに導入したいという狙いがあるだろう。

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