気鋭のレストランプロデューサーが手がけた「新しい葬儀場」

「葬儀場とはどうあるべきか」を再考し、従来とはまったく異なるコンセプトで誕生した、現代風の葬儀場がイギリスで注目されている。

ロンドン西部チズウィックに建つ「Exit Here」。外光がたっぷり店内に差し込むガラス張りのエントランスは、一見すればショールームやコンセプトハウスといったところか。

©Agnese Sanvito, Exit Here
©Agnese Sanvito, Exit Here
©Agnese Sanvito, Exit Here
©Agnese Sanvito, Exit Here

コバルトブルーと白を基調にしたファサードや控え室にはモダンな雰囲気が溢れ、死生観を表現したアート作品がさりげなく配されている。

手がけたのは「ナショナル・ギャラリー」や「セント・ジェームズ・パーク」内のレストランプロデュースで名を馳せたアイルランド人実業家のオリバー・ペイトン氏。

単に葬儀をおしゃれに、ファッショナブルにするという話ではなく、個々にふさわしい最期の選択肢のひとつとしてとらえ、また、生と同じく、死もまた、新たな旅立ちを祝う瞬間であるべきというオリバーの信念を反映しているのが、この「Exit Here」だ。

どんな人生を歩み、どんな生き方をしてきたか。

モノクロームでメランコリックな世界だけが、人生の最期とは限らない。

©Agnese Sanvito, Exit Here
©Agnese Sanvito, Exit Here
©Agnese Sanvito, Exit Here

だから棺だって、多様なデザインでオーダー可能。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。