「世界一まずいお菓子」これは絶品!

フィンランド大使館が主催するプレスツアーでヘルシンキに行ったときのこと。

用意されたプログラムをすべて終え、空港へ向かうバスが出発するまであと数時間。TABI LABOメンバーへのお土産を調達しに向かったのは、市内のど真ん中にある北欧を代表する巨大百貨店「ストックマン」だ。

海外出張の定番土産といえば、チョコレート。でも、フランスやベルギーならわかるが、フィンランドでチョコは味気ない気もする。せっかくなら北欧らしいお土産は何かないものか——。

そんなことを考えていると、あるお店のスタッフに声をかけられた。

「試食してみない?リコリスだよ!」

リコリス
©LAKRIDS BY BÜLOW

リ、リコリスだと……?

「世界一まずい」「日本人の口に合わない」「悶絶必至」

北欧では定番のお菓子だが、日本での言われようったらひどい。実際に口にしたことはなくとも、その悪名高さはしっかりと耳に届いている。

でも、尻込みしつつも手に取ってしまった。フレーバーが「塩キャラメル」だったからだ。

思い切って口にすると、これがもう普通に美味しくて拍子抜け。

ぐにゃっとしたグミみたいな食感は、きっとリコリスのそれ。だけど、周りが塩キャラメル味のチョコレートでコーティングされていてしっかり甘い。噛み進めていくと時折苦味が顔をのぞかせる(嫌らしさはまったくない!)けれど、そのバランスが新感覚でクセになる。

気前のいいスタッフが「コーヒー」や「パッションフルーツ」など他のフレーバーも試食させてくれたが、総じてイケる。丸々とした容器も洒落てるし、これに決めた!

実際にメンバーに食べてもらったところ、「こんなにおいしいリコリスは初めて!」とポジティブな声が多数。普通のリコリスをお土産にするのはかなりリスキーだが、これなら安心して食べてもらえる。

メーカー名は「Lakrids by Bülow」。“デンマークのリコリス王”と呼ばれるヨハン・ビュロー氏が手がけているらしい。

北欧を訪れる機会があったら、ぜひお土産選びの参考に!

Top image: © LAKRIDS BY BÜLOW
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。