毛皮製品の販売終了へ!2021年に向けたアメリカ大手百貨店の賢明な判断

アメリカの老舗デパート「Macy’s(メイシーズ)」とグループの百貨店チェーン「Bloomingdale’s(ブルーミングデールズ)が毛皮製品の販売を終了することを先月発表した。これは両社が展開するアウトレット店舗も例外ではなく、2020年度末までに販売を終える予定だ。

今回の発表は、カリフォルニア州で制定された動物毛皮製品の製造販売や寄付を禁止する全米初の法律が制定されたのに伴うアクション。

今後はブランド動向の調査と顧客の声に基づいて毛皮の代替品を研究し、高品質でファッショナブルなフェイクファーを用いたアイテムを提供していくという。

世界的なハイブランドなども毛皮の使用禁止を発表したり、ユーザーもエシカルなアイテムやブランドを選ぶ傾向が強まる時代。もともと、米国内の毛皮製品市場に陰りがあるのも手伝い、ビジネス的な成功という面でもメイシーズにはプラスになる施策ではないだろうか。

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