「仙台育英高校」が米・スタートアップの「対人VR英会話レッスン」を試験導入

お金のかかる語学留学なんて、もういらない!?

高校教育機関のなかでひときわ英語教育に力を入れている「私立仙台育英学園高等学校」(宮城県)が、同校の「英進進学コース」の生徒数名を対象に、「対人VR英会話サービス」の試験的導入を開始する。より社会で使える英語を話す機会を創り出すことを狙いとしており、教育機関としては世界初の試みだ。

サービスを提供するのは、米・教育系スタートアップ「Immerse(イマース)」。VRテクノロジーにより、数十種類の英語利用シーン(空港、オフィス、会議、レストランなど)のなかで、現実に近い英会話を経験することで、英語学習への集中力と教育効果の向上を目指している。

今回、サービスの導入を決定・牽引した同校の加藤常務理事は、このようにコメント。

「仙台育英学園高等学校は、100校以上の海外姉妹校との交流や豊富な留学・研修機会の提供、オンライン英会話の導入などで英語教育に力を入れてきたが、留学は費用が高額、研修は滞在が短期間、オンライン英会話は“リアルな実体験”が得られにくいといったようにそれぞれに課題があった。VR英会話はこれらの課題を乗り越え、英語学習への意欲を高めることはもちろん、コミュニケーションツールとしての英語をより意識させることが期待できる」

© Immerse Inc.
Top image: © Immerse Inc.
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