不眠に悩む現代人たちへ。その答えは薬ではなく「CBT」かも?

「眠れない」

そんな夜は羊を数える?温めた牛乳を飲む? カナダのクイーンズ大学で不眠症に関する研究をおこなうジュディス・デビッドソン博士によると、慢性的な不眠症に苦しむ人には「認知行動療法(CBT)」の効果が期待できるのだとか。

慢性的な不眠症の状態は、うつ病などの健康上の問題に関連しているだけでなく、機能障害や、ときにはさまざまな事故につながることもある。しかし、解決策として睡眠薬を使う場合は副作用や中毒のリスクもあるため、長期間の使用は推奨されていない。その代わりとなれるのがCBTだというのだ。

さまざまな年齢の参加者を対象とした実験結果によれば、CBTを受けた後、眠りに落ちるまでの時間では20分、一旦睡眠状態に入った後に目を覚まして過ごした時間も30分ほどの減少がみられたという。

しかし、このような効果を得るまでには4〜8回CBTを受ける必要がある。加えて医師たちの間でも、この治療法の認知度がまだまだ低いため、現状では患者はなかなか受診することができないなど、課題も多い。

日本で不眠に対するCBTが受けられるのは、一部の「不眠外来」「睡眠障害外来」などを併設した病院や、心の不調のスペシャリストがいる心療内科や精神科など。

猫をなでても、大好きな人の手を握っても、眠れない夜が続いている友人たちへ。この治療法が万人に効くわけではないかもしれないけれど、一人でも多くの友人が羊を数えることも、睡眠薬を飲むこともなくなる日が来ることを願っている。ぐっすり眠れるのって最高だから。

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