香港の街に点在する「繭」

「100万ドルの夜景」をつくる香港の高層ビル群。街中を歩いていると、養生シートに覆われているものを見ることがあります。つまり工事中のビル。

その姿を「繭」と称しているアメリカ人写真家Peter Steinhauerさん。上から下までスッポリシートで覆われていて、一部丸みを帯びた外観のものもあり、確かにわからなくもありませんが……。

とにかく、その姿に魅了されたPeterさんは、香港で工事中のビルばかりを撮影し続けました。そして『COCOONS(繭)』と名付けた写真集まで上梓。

繭と聞いてもしっくりこないという人は、下の写真をどうぞ。よく見ると、香港の建築現場特有の竹製の足場がたくさんだったり、シートの隙間からマクドナルドのあのロゴがひょっこり顔を出していることがわかります(※写真4枚目)。

遠目だとどれも似たり寄ったりかもしれませんが、その外面にはしっかり現地のカルチャーがにじみ出ているようです。

Top image: © 2019 Peter Steinhauer
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。