今、ミツカンがつくっているのは「芯までまるごと食べられるコーン」

無人島にひとつ持っていくとしたら真っ先に「味ぽん」と答えるほど、偏愛する自分。ご存知ミツカンの調味料だ。創業215年の老舗食品メーカーゆえに、もちろんほかにもブランドを代表するアイコンは多い。

そのミツカンがMakuakeでクラウドファンディングを実施している。それも意外なプロダクト。大詰めを迎えたプロジェクトを紹介せずにはいられない!

まるごと活かし
おいしく食べる

野菜不足に悩む現代人は多い。かくいう私もその一人。厚労省が提唱する1日350gに達しているとも到底思えない。

現代人の食生活に合わせ、無理せずまるごと野菜をおいしく食べるにはどうすればいいか。ミツカンが開発に乗り出したのは、そのための新技術。

皮、芯、さや、種……野菜くずとして捨ててしまうのではなく、そのままぜんぶ活かしつつ、野菜のもつ本来の味わいを知ってもらおう。「ZENB(ゼンブ)」はこうして生まれた。

健康のためにおいしさを犠牲にするのではなく、野菜が足りてない人たちのカラダにも、普段の食事にも、無理のない範囲で「おいしい」と「カラダにいい」がZENBなら両立できる。

そうか、そんな野菜とのつきあい方でもいいのかもしれない。

まずは「ZENB STICK(写真右)」。

濃縮乾燥した野菜をまるごと細かくつぶし、雑穀・ナッツ・果汁を加えて仕上げた野菜スティック。芯までまるごと使った「コーン」と皮まで入った「ビーツ」の2種。

それと「ZENB PASTE(写真左)」。

同じく濃縮野菜を細かくつぶしたものに、こちらはオリーブオイルのみを加えてつくるペーストタイプだ。前述の2野菜に加え「枝豆」も。もちろん、さやまで使っている。味わいだけでなく、野菜のもつ色味もそのまま。

携行性や手軽さを求めるならばSTICKだろう。だが、サンプルを口にした自分のイチオシはPASTEだ。

ハチミツのようなとろみからは想像がつかないくらい、よく知るコーンよりも断然コーン。「茹で」にはない「蒸したて」トウモロコシのあの匂い。混じりっけのないコーンがいる。それでいて舌の上でざらつくような食感はない。

使い勝手も悪くない。スプレッド感覚でパンにつけたり、ヨーグルトに回しかけてもいい。ドレッシングにもなるし、料理のコクを引き出すのにも使える。

わざわざ何か料理をしようとなると腰も重くなるけれど、いつもの食事につけ合わせるくらいがちょうどいい。食卓に調味料をおく感覚で。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。