韓国・大邸がおもしろい!①
コーヒーとあんぱんの街でした

「ふらっと気軽に行ける海外」として、いま一番推したいのが韓国第三の都市、大邱(テグ)。

LCCで往復2万円以下。2018年にからは直行便が増え、札幌・成田・大阪・福岡・佐賀・熊本・沖縄から乗り換えなしで行けちゃいます。

こんなに条件が揃っているのに知らなかったな、と思いながら足を運んでみたら、甘党にはたまらない街でした!

コーヒーとあんぱんのお店だらけ!
専門店の数も消費量もとにかく多い

大邱は人口に対するコーヒー専門店の数の比率が韓国内で一番多いとされる街。きっかけは1990年にオープンした「珈琲明家」です。

92年に国内で最初に焙煎機を導入した大邱発症のカフェチェーン。代表のアン・ミョンギュさんがハンドドリップで淹れるコーヒーが話題になり、韓国で初めてアメリカスペシャルティコーヒー協会に登録されるまでに。

以来、その味に魅せられた人たちが、自家焙煎&ハンドドリップで振る舞うコーヒーショップを市内にどんどんオープンするようになりました。

いまや全国トップのコーヒー消費量を誇る大邱。数だけでなく、そのクオリティもかなりもの。

「コーヒーと相性がいいパン」として
あんぱんも大邱の名物に

今では、コーヒーと相性のいいあんぱんも大邸の名物です。

日本のガイドブックはほとんどがイチゴケーキ推しですが、実際に足を運んだ者としては断然あんぱん推しです。

なかでも、大邸では生クリームの入ったクリームあんぱんがトレンド。ここでは厳選した3店舗をピックアップします!

【アリラン あんぱん】
아리랑단팥빵

©2018 YUKI HOSHI

パン生地:表面はサクッとしていて薄く、水分量が少なくしっかりした生地
あんこ:クルミが入っているつぶあんで、豆の香りがしっかりある
クリーム:ミルク感が強く重ためなので、脂肪分の多いクリーム好きにおすすめ

【近代町のあんぱん】
대구근대골목단팥빵

©2018 YUKI HOSHI

パン生地:ぶ厚くて、ふっくらしている。コッペパンのような食感
あんこ:つぶあんに近いこしあんで、クルミがごろっと入っている
クリーム:固めの生クリームがぎっしり。ミルク感はあまりなく、一番スタンダードな生クリーム

【パン職人 あんぱん】
빵장수단팥빵

©2018 YUKI HOSHI

パン生地:クリームパンのようにしっとりしていて薄皮、すごく柔らかい
あんこ:細かいクルミが少し入っている。あんこの香りは強くなく食べやすい
クリーム:量はしっかりあるけれど、さっぱりしていて軽めなクリーム。トロっとしている

訪れるなら今!

定番のソウルや釜山より「自分で開拓する」というワクワクが味わえる大邸。

4月には年間通じて最大のイベント「ランタン祭り」があり、春〜夏は航空券が高くなってしまいます。ようやく寒さが和らいできた、いまが一番狙い目ですよ!

Top image: © 2019 TABI LABO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。