大都会に住むならNYのこんなアパートに

大都会に住んでいると、他人とのコミュニケーションが希薄になり孤独を感じがち。

そこで、隣人との繋がりが生まれるよう構想された建築プロジェクトが先日ニューヨークの住宅コンペティションで表彰されました。それが「Tabletop Top Apartments(テーブル・トップ・アパートメンツ)」。

舞台となるのはニューヨーク。この住宅は、丸や正方形、長方形の天板をもった4本脚テーブルのようなモジュールが積み上げられていった構造。各フロアごとにそのモジュールの構成も数も違ってつくることができ、ニューヨークの様々な敷地のサイズにも対応できる柔軟な構造になっています。

3つの異なるテーブルトップ形状により、それぞれのモジュールにある4本の柱とで余分なスペースがつくられます。

こうして意図的にうまれたズレが各所に光や空気も取り入れる領域を生み出し、健康で持続可能な隣人との交流空間となります。ここでは、上階や下階の人とも顔を合わせる機会も生み出せる設計になっています。

モジュールシステムにより手頃な価格でも生み出せるこの住宅。あくまでコンセプト案でしかありませんが、将来できたならば、住人同士の何気ない会話が生まれ、大都会に住む寂しさも軽減されそうです。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。