「角までしっかり塗れる」スティックのりが出た!

「デザイン」というワードには、なにかと装飾的なイメージがつきまといがち。

でも、本当にいいデザインって、オシャレとかキレイとかじゃなく「使えるもの」だと思います。佇まいがどれだけ魅力的でも、実用的じゃなけりゃ元も子もない。

だからこそ自分は、コクヨの接着用品の新ブランド「GLOO(グルー)」にシンパシーを感じた!

ここがポイント!
「四角いのりに丸い蓋」

©2018 TABI LABO

例えば、この「スティックのり」。

従来の丸型だとどうしても角に塗り残しができてしまい、一度貼り付けてからもう一度塗る、なんて手間をかけていたわけですが……この四角型だと完璧に、角にフィットします。

ただ四角にしただけでしょ?と思ったら大間違い。話を聞いてみると、どうやらこれまでにも様々なメーカーがチャレンジを試みたものの、どれもが失敗に終わったそうなんです。

その大きな要因が、のりに合わせて蓋の形も四角にしていたから。これだと密閉性に難があり、粘着力が維持できなかったといいます。

©2018 TABI LABO

成功の大きなポイントは、蓋を丸型にしたこと。こうすることで密閉性が高まり、角まで塗りやすいスティックのりが誕生したというわけです。

加えて、実際に使ってみると、のりが硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な使用感!塗りやすさを追求して柔らかくしすぎるがあまり、べちゃっとして早々に形が崩れてしまうものも多いですからね。

片手で軽く切れる「テープカッター」

©2018 TABI LABO

これまでは、本体が動かないように抑える必要があった「テープカッター」ですが、吸盤で固定することで、片手でも簡単に切れるようになりました。

しかも、通気口を設けることで、使用時はしっかり固定されつつも、真上に持ち上げると軽い力で取り外しが可能に。もし子どもが足の上に落としてしまっても、軽量なので安心です。

特殊加工刃のおかげで切り口も驚くほどまっすぐ。ギザギザになったりしません。

※取り付け面により吸盤が取り付けできない場合があります

持ち方が選べる「テープのり」
色が消える「瞬間接着剤」

©2018 TABI LABO

その他、「GLOO」のラインナップには、本体が変形して持ち方を2通りから選べる「テープのり」や、塗るときは赤色でわかりやすく、時間が経つと透明になる「接着剤」も。

つまり、多くの人が「貼る」という行為に感じていたストレスにフォーカスし、それらを一つずつ解決したブランドというわけです。これこそ「デザインの力」だよなあ、と改めて。デザインオフィス「nendo」との協業と聞けば、説得力はさらに高まります。

すでに一部店舗で先行販売中。全国発売は2019年1月です。

Top image: © 2018 TABI LABO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。