第一線で活躍する3人が創った「ここにしかない、とびきりの体験」の旅路

前回の記事では、それぞれの第一線で活躍するミレニアルズの3人に、自分らしくフラットに生きていく「LIFEGENIC(ライフジェニック)」というものについて語ってもらった。そして、今度はいかにして素直に自分と向き合って輝きつづけるかの旅=「LIFEGENIC JOURNEY」をプロデュースしてもらう本企画。

「ここにしかない、とびきりの体験」を創るべく彼らが選んだ旅先とは。

旅を計画するのに先立ち、彼らはこんなことを言っていた。

ーー僕たちが根源的にほしいものは、まさに「お金じゃ買えない体験」。それは、自分たちで「創り出そう」、「見つけ出そう」とする姿勢から生まれる。誰かに用意された煌びやかなものを消費するのではなく、創り手の顔を見て、時にはともに手を動かしながら、自らの感性を信じ、アクティブに動く旅がしたい。

と。「LIFEGENIC」を求めて彼らが創り上げた旅を、ここで一緒に追体験していこうと思う。

小橋賢児

LeaR株式会社 代表取締役

1979年8月19日生まれ。東京都出身。8才で芸能界デビュー、以後数々のドラマや映画、舞台に出演するも2007年に俳優活動を休業。その後世界中を旅しながら映画やイベント製作を始める。2012年、映画「DON'T STOP!」で映画監督デビュー。また『ULTRA JAPAN』のクリエイティブ・ディレクターや『STAR ISLAND』の総合プロデューサーなどを歴任し、世界規模のイベントや都市開発などの企画運営にも携わる。

高山 都

モデル、女優、タレント

ビューティモデル、女優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。趣味は料理、マラソン。「#みやれゴハン」として料理や器などを毎日紹介するインスタグラムが人気。趣味のマラソンでは3時間41分の記録を持っている。自身の著書に『高山都の美 食 姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ。』『高山都の美 食 姿2 「日々のコツコツ」続いてます。』がある。

久志尚太郎

株式会社TABI LABO 代表取締役

1984年生まれ。中学卒業後、単身渡米。16歳の時に飛び級で高校を卒業後、起業。帰国後は19歳でDELLに入社、20歳で法人営業部のトップセールスマンに。その後、同社を退職し世界25ヶ国をまわる。復職後は25歳でサービスセールス部門のマネージャーに就任。同社退職後、宮崎県でソーシャルビジネスに従事。2014年2月TABI LABO創業。クリエイティブディレクターとしてヤマハ発動機「サウナとトリシティでととのった」などを手掛ける。

行き先は、「宮崎」

©2018 TABI LABO

10月のよく晴れた日。

『LEXUS LIFESTYLE BOOK』で語りあったそれぞれの「LIFEGENIC JOURNEY」を集結させる旅先として彼らが目的地に選んだのは、宮崎県。久志が「世界中の海を見てきたけど、こんなに美しい海はないと思った」という、石波海岸を目指すこととなった。

人工のものが何もなく、ノイズのない世界に身を置くことは、本来の自分を見つけ出すのにもぴったりのロケーション。

世界に誇るオーガニックタウン
「綾町」へ

©2018 TABI LABO
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朝一の便で東京から宮崎に集った3人がまず最初に向かったのは、宮崎空港から車で40分ほどのところにある「綾町」。ここは約30年前から、町を挙げて「有機農業」に取り組んでおり、ユネスコエコパークにも認定されたまさにオーガニックタウン。

『早川農苑』さんで、無農薬・無化学肥料栽培にこだわったお野菜を、代表の早川さんのレクチャーのもと収穫させていただく。まだ育成途中のニンジンの間引きをお手伝いさせてもらったが、さっと土をはらってそのまま生でかじってみると、全員の口から「おいしい……!」と驚きの声がこぼれた。大地の栄養をそのまま湛えたニンジンは、味がぎゅうっと濃厚で、驚かずにはいられなかった様子。

©2018 TABI LABO

『早川農苑』の畑のすぐ隣には、国産・無農薬栽培のブドウだけを使ってナチュラルワインを造っている『香月ワインズ』がある。ニュージーランドのワイナリーで10年勤めたあと、ここで独立をしたという香月さん。「1本1万円もするワインなんて、アホなことをやってると随分笑われましたよ。でも、自分はこの綾の土地で絶対にワインを造りたいと思ったから、やり続けている」と語ってくれた。

限定1000本しかないファースト・ヴィンテージのワインを夜の宴のためにいただいて、次の目的地へ。

ランチは「都萬牛」のスペシャリテを
特別なロケーションで

©2018 TABI LABO

昼食は、同じく綾町にある、完全プライベートな空間で。先ほど早川農苑で収穫したばかりのニンジンも並ぶ。

メインである「都萬牛」とは、「健康的に育てた牛は美味しい」というコンセプトのもと、ビタミンやミネラルたっぷりのエサで、黒毛和牛ながらも霜降りをあまりつけないように育てられている和牛のこと。牛の育て方・いただき方にも持続可能性を大切にしており、清潔でストレスのない環境で生産されているのだそう。健康的な赤身肉は、赤身だと思えないほど柔らかく、臭みの代わりに旨味をたっぷり含んだ香りが口いっぱいに広がる。おしゃべりに夢中になって少し冷めてしまっても、口内の体温でしっかりと上質な脂がほどけていくのがわかる。

宮崎の雄大な海岸線を
ノンストレス・ドライブ

©2018 TABI LABO

お腹がいっぱいに満たされたところで、ここからがレクサス×宮崎旅の醍醐味であるロングドライブだ。日南海岸ロードパークを、2時間弱かけて一気に南下していく。

2時間のドライブと言っても、決して都会で想像するようなものではない。ヤシの木が立ち並ぶ南国らしい気持ちのいい一本道を、レクサスで爽快に走り抜けることができるのだ。防音壁が続くような道はなく、山と海の自然豊かな景観が続く道を楽しみながらドライブできる。眼下に突然雄大な海が拓ける瞬間が何度も訪れるが、その度に、きっと新鮮な感動を味わえるはず。

そんなドライブの様子は、記事最後で紹介する動画にも収められているので、ぜひ一緒に楽しんでみてほしい。

「石波海岸」で特別な宴を

©2018 TABI LABO

ここが最終目的地の「石波海岸」。と、ここで青い空と海を紹介したいところだが、到着した頃には日没間近。本当に誰もいない海岸で、この日のためだけに特別にあつらえられた「ビーチ・ラウンジ」で一息つくことに。

お待ちかねの香月ワインを開けると一気に会話に花が咲き、気づけば、目の前にある「幸島」から10月の満月が顔を出している。3人は「こんな体験はどんな高級ホテルのラウンジにもない」と、心からこの大自然と手作りの空間を楽しんでいた。

©2018 TABI LABO

朝の新鮮な空気の中
思いおもいのアクティビティを

©2018 TABI LABO

小橋さんは早朝から、念願だったという石波海岸でのサーフィンへ。石波海岸の波に惚れて移住してきたというサーファーのカンマさんにボードを借り、日の出とともに海へ向かって行った。

©2018 TABI LABO
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高山さんは、宿泊したTAGIRI HOTEL(タギリホテル)のラウンジで、少しゆっくりとした朝の時間を楽しんだあと、久志とともに船に乗って近くの「幸島」へ散策に。

©2018 TABI LABO

それぞれ思いおもいの充実した朝の時間を過ごしたあとは、TAGIRI HOTELの方が丁寧にバスケットに詰めてくれたお弁当を持って、石波海岸での朝食を楽しむことまでできた。

名店の味に舌鼓を打ちながら
2日間の旅を振り返る──

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石波海岸に別れを告げ、鵜戸神宮へ参拝をして市内に戻ると、あっという間に昼食の時間に。『一心鮨 光洋』さんで、この日のためだけのスペシャルコースに舌鼓を打つ。

ドライブの最中も、ずっと会話の絶えなかった3人。旅の最終地点であるここで、改めてこの旅を振り返ってもらった。

──「LIFEGENIC」をテーマに旅をして来ましたが、なにか自分らしく生きるヒントのようなものは見つかりましたか?

小橋さん:僕は朝のサーフィンですごい発見があって。
いつも僕、ショートボードに乗るんですよ。それで試合に出るわけじゃないんですけど、やっぱり乗り方が「競争、コンペ、戦い」に近いっていうかそういうのを好んでました。でも今日、初めてクラシックタイプのボードを使ったんです。ゆるやか、というか、波と一体化しないと乗れないようなサーフボードに初めて乗らせてもらって。
そしたら、なんか、頑張らなくていいんだ、って思ったんだよね。いつもだったら頑張って「この波をメイクしないと!」って思うんだけど、今回は思わなかった。一緒に乗ってくれたカンマくんにも、僕が色々と旅して回っている話をしたんだけど、「そういう旅に出ているなら、こっちの方がケンジのスタイルに合ってるんじゃない?」って言われて。そんな目線でみたことなかったわ!って気付かされたね。自分の生き方のスタイルに、波乗りのスタイルも合わせていいんだって、考えたこともなくて。

 
──いままでは離れていた?
小橋さん:うーん、離れてるとも思ってなかった。気づいてなかったんだよね。自分の考えと波乗りって、一緒でいていいんだって。それをすごい学んだな。これはちょっと、自分の中でもスタイルの変化が起きそうな旅でしたね。
こんな料理食べたことなかった、こういうの好きかも!って気づくのも、スタイルの変化じゃないですか。ホテルもそう。一般的には高級なホテルの方がいいって思われがちだけど、今回のTAGIRI HOTELのように暖かいセンスのあるところに泊まると、こっちの方が豊かなんじゃないかと思ったり。人生の見え方が変わる、素晴らしい旅だったな。

高山さん:なんか「豊かさの意味」を再発見する旅だったよね。お野菜もごはんも、ひとが手塩にかけて大事に育てたもので、ワインも、香月さんがすっごい丁寧に愛おしそうに作ってるじゃん。ただ高級なところに行って高級なものを手に入れるんじゃなくて、ちゃんと作り手の愛情を受けて育ったものを、こちらもいただきますの精神で大切に受け取る。海岸で作ってもらったような特別なシーンの中で、みんなで大事に飲もうね、って気持ちをもっていただくと、作ってくれるひとへの「ありがとう」も感じたし、土地への感謝も感じたし、なんか心が本当に豊かになった気がするよね。

小橋さん:みんな本当に愛情があるよね。

高山さん:ね。だけど都会にいると、そういう気持ちって忘れちゃったりするよね。愛情深いひとに触れると、あったかい気持ちって伝染するじゃん。ちゃんと東京に持ち帰って、自分の周りにもこの豊かになった気持ちとか、肩の力がいい具合に抜けた感じとかを、伝染させられたらいいなって思った。

久志:今回僕が思ったのは、「もうラグジュアリーは金で買えない」ということ。モノからコトへ、とかそういうことじゃなくて、自分で自分らしく人生を歩んでる人にしか、本当の意味でのラグジュアリーって訪れないと思ったんだよね。なぜなら、ラグジュアリーという概念は誰かに与えられるものじゃなくなったから。自分で、見出していくものだから。10万円のホテルだからラグジュアリー、とかいうのってもうラグジュアリーじゃないんだよね。僕たちって、いま本当に価値観が大きく変わる端境期にいて。昔は100万円のワインがいいものだ、って思われてたけど、もうそうじゃない。価値はそこにはないんだよね。

 

──あらためて「LIFEGENIC」に生きるって、どういうことでしょうか。

高山さん:好きなことにうちこんでる人ってそもそも「LIFEGENIC」だと思うの。今回、いろんなジャンルの好きなものに純粋な人たちに触れたけど、私がこの数年で変わったのもそこで、ちゃんと好きなものの輪郭がはっきりしたから、迷わなくなったしブレなくなった。こっちに移住したひとも昔から住んでいるひとも、あんまり他人を羨んだりしなくて、私はここで毎日サーフィンできる環境が大切なんです、って言い切れる人がいて。

久志:自分の中に判断基準があるよね。

高山さん:ちゃんと持ってる。だからこちらもリスペクトっていうか、彼らの芯を見て話が聞けるしわくわくするし。はじめましてなんだけど、ついつい話し込んじゃったりね。

小橋さん:ほんと、いろんなことを話したよね。そこから自分自身にも、変化があったし。今回の旅は、本当に価値観の変化を感じる旅だったね。次のラグジュアリーはこっちだな、って思ったよ。

彼らが創った宮崎の旅を
「追体験」できる機会をご用意

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「LIFEGENIC」な瞬間を求めて創り上げた今回の旅を再現したものを、皆さんにも体験いただける機会をご用意しました。宮崎で自分の信じたもの、好きなことを突き詰め「LIFEGENIC」に生きる人たちに出会い、ノイズの無い大自然の中で本当の自分を見つめ直す旅。もちろん相棒は、同じくノイズの無いドライブを叶えてくれるレクサスで。

詳細は、下記のボタンからご確認ください。(※ご提供する旅程は本記事でご紹介したものと一部異なる可能性がございます)

彼らの「LIFEGENIC JOURNEY」は
こちらからも

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Top image: © 2018 TABI LABO

 

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