多くの人に笑顔を届けるクラフトコーラ:ドキュメンタリー

「コーラって、すごくピースな飲み物だと思うんです」

こう語るのは、クラフトコーラの販売をおこなう『伊良コーラ(いよしコーラ)』を営業する、コーラ小林さん。とにかくこのドリンクを愛する彼は、世界各国で少しずつ味が異なる“それ”を楽しむために旅に出る。

「ある日、コーラのレシピを偶然見つけました。それに基づいて『コーラを作りたいな』と思ったんです」

多くのメディアや雑誌に取り上げられるまでに成長した『伊良コーラ』の始まりだ。

コーラを手作り。突拍子もない行動にも思えるが、これには小林さんの祖父の存在が大きく影響している。

「祖父は和漢方職人。私は漢方薬を刻んだり、混ぜ合わせたりすることを手伝っていました」

祖父の魂と技術を受け継ぎ、自身が手がけるドリンクに15種類以上のスパイスを調合。なかでも特筆すべきは、ガーナやコートジポワールなど西アフリカ原産のコーラの実を使っていることだろう。ほとんどの企業が生産するコーラには、これが含まれていないらしい。

「美味しさはもちろんアップデートしつつ、機能的な部分を本当にスゴいものにしたいなと考えています」

もともと偏頭痛に苦しんでいた小林さんは、薬代わりにコーラを飲んでいたという経緯もある。古くは薬として飲まれていたというコーラの機能に磨きをかけるのも1つの目標だ。

少しでも多くの人が、『伊良コーラ』を飲んでピースな気分になれるようにーー。

Top image: © 2018 TABI LABO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。