空前絶後の「絵文字のベーグル」騒動!

 

みなさんこんにちは、絵文字ライターのSAIです。

前回の絵文字ジャーナルのラストにて、「事件です」と煽っておきながらちょっと時間があいてしまいました。すみません。

さて、間もなくアップデートされるiPhoneの絵文字。その中の「ベーグルの絵文字」をめぐって、Apple社と、あるチーズ会社の間で “一悶着” あったのはみなさんご存知でしょうか?

このニュースについて、まずは下記にてさくっとサマっておきます。

空前絶後の「ベーグル」騒動

【経緯】

①iPhone 絵文字アップデートのニュースが出た(その中に上の写真のベーグル追加の情報あり)。

②「これじゃウォルマート(アメリカにある世界最大級のスーパーマーケット)の冷凍庫から出してきただけのベーグルのようだ!」というニューヨーカーたちの批判ツイートが殺到。

③クリームチーズを販売するアメリカのブランド・PHILADELPHIAは、「絵文字のベーグルにクリームチーズを追加してほしい!」という署名運動をスタート。

④iPhoneのベーグルの絵文字にクリームチーズ追加!(NEW!!)

 

 

ハッピーベーグル! よかったよかった!

物申したニューヨーカーたちのベーグルスピリットにもあっぱれ、署名運動を起こした会社のクリームチーズスピリットにもあっぱれ、そしてちゃんとベーグルにクリームチーズを挟んだApple社の絵文字スピリットにもあっぱれ!

と、めでたしなのですが
伝えたいのはそこじゃなくて……


PHILADELPHIA社が署名運動をした際、Apple社に「クリームチーズが挟まった状態のベーグルの絵文字」のイメージ資料を提出していて。絵文字ライターの自分が一番興奮したのは、その資料だったんですね。

ちょっと見てみてください。

 


実際にリリースされる予定の「絵文字のベーグルに挟まっているクリームチーズ」より美味しそうなんです。いや、美味しそうとかそんな安直な言葉で片付けてはいけませんね。ちゃんと塗られているんですよ。華奢なバターナイフで、こなれた手つきで、あくまでも毎朝のルーティンっていう感じで、ちゃんと「塗られている」んです。薄塗りではあるけれど、ちゃんとベーグルの縁ギリギリまで几帳面に塗られたクリームチーズに、全然会ったこともない(なんならニューヨーク行ったこともない)ニューヨーカーのキッチンの風景まで想像してしまいました。ナイス・塗りムラ。

ほんとは、この提案資料のままリリースしてほしかったっていうのが本音。だけど実際にクリームチーズを挟んでくれたAppleの絵文字開発チーム(というチームがあるのかは相変わらずわかりませんが)のみなさんには、やっぱり心から感謝の意を表したい!絵文字ライターの心をかなり揺さぶってくれた「ベーグル騒動」だったのでした。

にしても……アップデートいつ!?

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。