バーグドルフのディスプレイにもなった、「チュールで描く」ポートレート

このポートレート、実はチュール(バレリーナのスカートなどに使われている、あの透け感のある生地)で作られているんです!

制作しているのはロンドン出身のアーティストBenjamin Shineさん。The Surrey Institute of Art and DesignとCentral St Martinsでファッションデザインを学び、国際的な芸術賞も多く受賞しているアーティストです。

Benjaminさんがチュールに出会ったのは学生時代。通学路にあった生地屋さんをのぞくと、チュールが床から天井まで積み上げられていたのだそう。その時から「いつかチュールで何か作ろう」と思っていたといいます。

チュールでポートレート製作をはじめたのは2008〜2009年頃。それ以降、たくさんの人がBenjaminさんの作品に魅了され、2017年にはニューヨークの高級デパート『バーグドルフ・グッドマン』のウィンドウ・ディスプレイも担当しました。

素材がもつ神秘性と、布を重ねるごとに輪郭が浮かび上がり、生命力を増していく芸術性を秘めた作品の数々。Benjaminさんの作品はInstagramでも公開されているので、ぜひチェックしてみて。

©Valerio Mazzanotti
Top image: © Benjamin Shine
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。