逗子海岸の映画祭が放つバイブス:ドキュメンタリー

来場者は誰もが「この雰囲気が好き」と言う。
今年で9年目を迎える『逗子海岸映画祭』は、誤解を恐れずに言えば雰囲気を楽しむものかもしれない。

「極端に言えば、映画祭じゃなくてもよかったんだよね。シンプルにみんなで集まれる場所を場所を作りたかった」とは、主催者である志津野雷さんの弁。写真家として世界を回るうちに、ホームグラウンドである逗子で、旅の成果を共有しながら五感で地球とつながる場所を作りたいと考えた。

確かに、スクリーンが中心にあるのは間違いないが、会期中の逗子海岸には多国籍なレストランや音楽もある。目の前に海もあって、風もある。そこに集う人々は、それら全部を楽しめるようになっている。

「そうそう。自然の中にいるって言う共通認識がいいんだよね。そこに映画とか音楽とか食とかがついてくる感じ」

「国も文化もごちゃ混ぜだけど、ハッピーな雰囲気がある場所。心地いい秩序みたいなものがある」

「本当は海をもっと使いたいんだけどね。ちょっとずつトライしたいのは、海からみる、海まで楽しんでもらえること」

次回は2019年5月に開催予定。来年は絶対に海へ飛び込もう。

TOP PHOTO: ©︎2018 TABI LABO

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。