ページだけでなく、最後の単語までキープできる「しおり」

高校時代、世界史の勉強に某予備校が出している一問一答式の問題集を使っていました。何周かすることを想定し、間違えた問題には付箋を貼る。やりなおしの目印です。

ところが、2週目から問題が起きました。問題集に大量の付箋が貼られたため、どのページのどの問題まで解き終わったかが一目でわからなくなってしまったのです。

一応ページだけはしおりを目印にし、問題はページの1問目からイヤイヤ解き直していました(そんな細かいことで……と思うかもしれませんが、私はめんどくさいのが大嫌い)。

なぜこんな昔話をしているかというと、「Lastword」という粋なしおりを見つけたからです。

最後に読んでいた単語をキープ

©Pq design studio

イタリアのPq Design StudioがつくったLastwordは、最後に読んでいた単語を記録できる便利なもの。

ゴムを本にかけ、マーカーを読んでいた単語の位置までもっていく。次開いたときには、同じところを二度読みすることなく読書を進められます。

イタリア製なので、基本は横書きの本で使うことを想定して作られていますが、資格試験の参考書や洋書などにはもってこい。ただゴムを掛けるだけなので、実は縦書きの本にも使えそう(本の薄さに寄ってはゴムの収縮力で紙が曲がりそうなので、そこは注意)。

©Pq design studio

現在はイタリアでしか販売していませんが、デザイナーたちは海外の本屋さんや美術館でも展開したいと考えているみたい。日本ももちろん視野に入っていて、販売代理店を募集中です。

少しずつ本を読み進めていくのが好きな人にはかなり便利かもしれません。Lastwordがあれば、あの一問一答式問題集も使いやすくなっていただろうに。

Top image: © Pq design studio
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。