ヒーローに本気で憧れた、インド学生の研究開発

「ライトやロボット、コンピューターとかのテクノロジーを、たった1つのグローブで操れたらクールじゃない?」

ここで取り上げるクラウドファンディングプロジェクトは、スーパーヒーローに強い憧れをもつAbhishekとAdarshが考えた、未来のガジェットを実際にカタチにするのが目的だ。

24時間あまりで
プロトタイプを製作

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目標額に対する達成率が半分以下とはいえ(6月13日時点)、約430万円以上という金額を集めている「Kai」。手のひらにつけるバンドのようなアイテムで、自分のジェスチャーでコンピューターなどを操れる。

そんなガジェットのプロトタイプを作るのに、当時大学生だったAbhishekとAdarshが要したのは24時間弱。ライトの明かりをつけたり消したり、プレゼン資料のページを送ったり戻したり、わずか1日あまりでコントロールできるようになっていた。

そして、1年以内にプロダクトの細かなアップデートをして、大学からの資金援助を勝ち取り、大量生産に必要な費用をクラウドファンディングで集めている。

アイデアは憧れから始まっているが、スピード感のある開発にはある種の才能を感じる。

ちなみに「Kai」は、Bluetoothを通してガジェットをコントロールするため、ドローンやVRなどにも使えるそうだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。