賞味期限365日!?の新スイーツ

保存料が使われてないのに賞味期限が365日もあるというガトーショコラに出会った。一瞬なにかの間違いかと思ったが、刻印された数字は確かにそれを示している。どうやら本当に製造から1年後に食べてもおいしさや安全性が保たれているということらしい。

その秘密は、これが「缶詰」だということ。

保存料なしでも、
日持ちしておいしい

© 2018 やなぎさわまどか

横浜で出会ったこちらのお菓子(「横浜ハイカラ」シリーズ)は、ガトーショコラの他、チーズケーキ、ケークサレの3種類。保存料を使用しないスイーツを目指して試行錯誤を繰り返した結果、缶の中でスイーツを作り上げる特許製法により実現できたという。

缶入りの水ようかんならぬ“焼き菓子”とは、ちょっと見慣れないビジュアルだけど、その背景にあるのは健康意識の高さだったというわけだ。

なんでも「横浜のあたらしいお土産品」を考案するなかで誕生したものとかで、確かに1年間も日持ちするならお土産として渡すのも気楽だし、簡単に潰れてしまう紙の箱と違って缶入りなら持ち運びもしやすい。

さらに、某有名スイーツ店で活躍していたパティシエが協力したというだけあって、ただのお土産品とあなどれないほど味も本格的だ。

3種の味わい
ヨコハマ「地野菜」入りも

© 2018 株式会社エクラスト

ヘーゼルナッツの食感と洋酒がほどよく香る「ガトーショコラ」は、しっかりとした満足感が味わえる。旅先やアウトドアのときなどにカバンに忍ばせれば、意外なスイーツとして喜ばれるかもしれない。

「チーズケーキ」は見た目よりもクリーミーで、特に冷やしておくと一層おいしく楽しめる。保存料、添加物不使用のため、食へのこだわりが強いお友達にも喜ばれるはず。

独特なのはケークサレ。フランス語で「塩味のケーキ」を意味する通り、適度な塩気とチーズがきいている。生地には、横浜市内の農家から直接仕入れているという、新鮮な赤パプリカとニンジンが使われていて、ヘルシーな軽食として最適。

例えば冷やしたワインとあわせて家飲みのつまみにしたり、大人のおしゃれピクニックに持っていくなんていうのも良さそうだ。「横浜って意外に農業が盛んなんだってさ」なんていう小ネタを披露するのもいいかもしれない。

価格はいずれも480円(税別)。中華街にある「横浜大世界マーケット」、みなとみらいにある横浜ワールドポーターズ内「ヨコハマ・ポート・マーケット」のほか、2施設で販売横浜観光のニューアイテムとして広がりをみせている。横浜で見つけたら手に取ってみたい。

詳しくはこちらから。

Top photo: © 2018 やなぎさわまどか
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