心配になるけど羨ましい「オーストラリアの働き方」

ワークライフバランスを実現してもらうためにフレックスタイム制を採用する企業は、日本でも当たり前。

だけど、オーストラリアの金融会社「Collins SBA」が採用しているのは、自由に出社する時間を選べるというものではなく、生産性を高めることで私生活の時間を長くするというアプローチだ。

9時に出社して
14時に帰宅できる

「Collins SBA」の労働時間は、1日5時間という短い設定になっている。フレックスタイム制でいうところのコアタイムは「9時〜14時」で、総労働時間は「週25時間」になる。必要でなければランチ休憩を取らずに仕事を続けて、毎日早い時間帯に帰宅できる可能性のあるシステムだ。

もちろん自分に課せられたタスクを片付け、結果を出し続ければ……の話である。

でも、14時に仕事を終えたら、趣味や家族のために多くの時間を割ける。「これさえ終われば、今日はデートだ!」みたいな思いで、目の前の仕事に集中もできる。

「Collins SBA」は3ヶ月のトライアル期間を経て、同社の募集要項に1日5時間の働き方を載せているので、社員の生産性は高まったのだろう。企業側は、結果に対する報酬を決めるのに時間がかかったかもしれないが。

Reference: Collins SBA
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。