「はー、なんかもう誰かと分かり合うとかムリだわー」

 

こんなの共感したくない。

だってわたし、こじらせてないもん。こんなの、共感しちゃったら最後だもん。わたしはこんなんじゃないよ? いや、でもちょっと自分と似てるとこあるかも? いや、でもさすがにもうちょっと表情豊かだよね?っていうか、さっきポストしたInstagram「♡」ついたかな?

って、あれ? この終着点のない自問自答が、もはや……?

KOJIRASE GIRLS
SO SWEET

「なんかさー、あたしってダメなとこ多いじゃん?やな女だなって自分でも思うんだよねー。まぁでも、結局みんな遠くから批判してるのが楽なんだろうね、ダッサ」

「はー、なんかもう誰かと分かり合うとかムリだわー」

(と、言いつつ)「ねぇちょっと!みんなあたしのこと見えてるわけ!?おーい!」

 

「丸の内にいそうな女子とか目指してみたけど、やればやるほどみじめになってくるから、中央区とか港区女子になるの一旦あきらめるわ。一旦ね、一旦」

 

「そりゃ前は彼氏ほしかったけど? いまはInstagramがあるし? すぐに“♡”だってもらえるし、まいっか!ハハ!(壊)」

「ふーん、あんたに合う人? 自分の行動力にもついてこれて、精神的にも大人で、セックスもいい感じで……ふーん、いる? そんな人」

 

(一人二役)「わたし今までバカなことばっかりやってきたわ♫」「あら、じゃあ今日はそれをあえて話してちょうだい♫」「やだ、そんなの恥ずかしい♫」「……じゃあもう素直に謝るしかないわね」

 

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。