夕陽にカンパイしながらのエロ話が楽しい、愛媛・八幡浜の宿

愛媛県の八幡浜にある「風の樹」は、ご主人の林茂さんがひとりで切り盛りする1日1組限定の宿。

宇和海に沈んでいくオレンジの夕陽を眺めながら、ご主人も一緒にちょっと早めのカンパイ。

 

—— とても素敵な景色ですね。ご主人は普段、お客さんとどんなお話を?

「だいたい、エロ話やな」

……えぇ!?

オーナーの林さんと、趣があるリビングでカンパイ。
急斜面を上った先の高台にある「風の樹」

「風の樹」は
ゆるさが絶妙だった

海岸沿いの高台にある一軒家「風の樹」からの眺めは、とくに夕方が絶景。

リビングも部屋も窓が大きく海を向いているので、ついボーッと眺めてしまいます。なので、チェックインは日が沈む前がオススメ。運が良ければ、冬には「だるま夕陽」が見えることもあるそうです。

裏山はミカンの段々畑になっていて、まさに昔ながらの八幡浜の暮らしを感じられる宿。

せかせかするような旅には不向きです。

置いてあるお酒は
飲みホーダイ

なんとなく流れでご主人も飲み始めちゃうんですが(笑)、置いてあるお酒は基本的に飲み放題というのも嬉しいサービス。ビールや焼酎がメインですが、ウイスキーやリキュール系もあります。大きいテレビもあって、田舎のおじいちゃんちに遊びに来たような感じです。

料理も、ご主人曰く「六十の手習い」とのことですが、八幡浜出身で長年フェリー関係の仕事をされてきたということもあり、魚の扱いは手慣れたもの。宇和海の幸を中心に、お刺身や煮魚などがたくさん振る舞われます。

ベッドもある「和洋室」。夕陽が差し込んできます。

リビングや部屋の飾り付けもさりげなくこだわってあって、ゆるさとセンスにやられてしまうんです。

窓から西日が差し込んできて、気持ちいい!対岸には自然休養林や諏訪崎半島が見えますし、佐田岬半島の山並みには発電風車がキラキラ光って見えるそう。

ところでご主人、
エロ話って?

「夫婦の人とか、外国人カップルが多いんやけどな。どこから来たのかとか、どんな仕事してるのかとか。あとはする話と言ったらエロ話くらいやろ」

余韻を残しながら、そのまま焼酎をグイ。窓から差し込む夕陽がキレイで、ちょっと名言っぽく聞こえたから不思議です。

「けっこうみんな、喜んで話に乗ってきてくれるけどな」

 

1泊2食つきで、13000円(最大5人までの1日1組限定、同行2人目以降は2000円引き)。

宇和海を眺めながら入れる浴室も、ご主人の自慢。

千鳥の荘 風の樹

住所:愛媛県八幡浜市合田1933-1
部屋数:2室(和室1、和洋室1)
事前予約制(3日前まで)
1日1組限定、無線LAN、展望桧風呂あり
http://www.tidori.jp/

Photo by JAPAN LOCAL
取材協力:八幡浜市
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。