この家、40万円。しかも1日で建つ!

帰る場所があるから、人生の波を感じとれる。では、起点となる「家」がなかったら、どうなるのだろうか。

雨風にさらされる。飲み食いするものにも悪影響が出る。感染症にもかかりやすくなる。

病にかかったら、学校にも行けないし、仕事にもつけない。そして、収入にも直結する。流れは悪くなるばかりだ。

貧困層の生活を支援するNPO「New Story」によれば、世界で10億人以上が必要最低限の家に暮らせていないそうだ。

彼らと建築デザインのスタートアップ「Icon」は、社会の悪循環を断ち切る可能性を3Dプリントに見出した。

10億人以上を救う
印刷する「家」

3Dプリンターで家を建てるという構想は過去に何度も発表されてきた。だけど、近年テクノロジーカンファレンスとしての存在感が高まっている「SXSW」で、注目を浴びたのには理由がある。

4,000ドル(約40万円)の低コストや、24時間以下で建てられるというのは補足的なポイント。おそらく、発展途上国に暮らす10億人以上を助けるための挑戦だったからだ。

「New Story」は、2019年までにエルサルバドルをはじめとした地域に、3Dプリントした家を建てるという。ちなみに、その材料は現地で取れるものを使い、操作をするのも現地に暮らす人にこだわる。彼らは雇用創出の計画もしているからだ。

Reference: New Story
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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。