私たちは、毎日魔法を使っている!

居心地の良さが重要な「家」という空間のなかで、キッチンは唯一何かを生み出す「クリエイティブな場」といえる。

どれだけ料理が下手であっても、キッチンに立てば、誰しもがクリエイター。

どの食材を組み合わせようか。
水の分量はこのくらいかなぁ。
もう少しコショウを振ってみよう。
このお皿よりもう少し深いほうがいいかも。

自分にクリエイティブさなんてない、と自己肯定感の高くない日本人はきっと言うだろうけど、僕たちは日々、キッチンに立つたび立派なクリエイターに変身してる。

料理は「魔法」

「料理」と「魔法」には共通点が多いと思う。
きっと、魔法使いが現代の職業だとしたら、ずいぶんクリエイティブなお仕事なんじゃないかと。

そして、料理はまるで魔法のようだと感じさせてくれるこれらの写真たち。手がけるのは、ロシア人アーティストのDina Belenkoさん。

もちろん自宅のキッチンはこんなにファンシーではないけれど、料理中の気分はこんな感じに上げていきたい。

どれだけ材料が揃っていても、人の手を介さなければ、決して料理は完成しない。小麦粉や砂糖、卵があっても、「ドーナツ」を完成させるのは人。ドリンクだって同じ。

エルファバやマレフィセントのように、私たちも不完全でいい。
炒め物しかできなくたって、煮物をしたことがなくたって、スイーツが作れなくたって。

料理という、さっきまでここに無かったものを自分の手で創りあげる行為そのものが魔法のようであり、素晴らしくクリエイティブなのだと少しでも感じられれば、これからキッチンに立つのが楽しみに思えるような気がする。

Licensed material used with permission by dinabelenko
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。