さよなら、インスタ映え!新時代の幕を開ける(かもしれない)フォトアプリ。

「フォトジェニック至上主義」に反旗をひるがえしたい人はわんさかいる。とはいえ実際に、自分の「リアル」を公表できる?っていうと、やっぱり見栄っていうか建前っていうか、多少の「よく見せたい」欲はムクムクと顔を出しちゃうもの。

でも、でも、でも!気持ち良いほど有無を言わさず、それを蹴散らしてくれるアプリがあった!

日本語版もリリース予定らしいし、「フォトジェニック」一強時代の終わりがやってくる日も近いかも…?

1日、1回、1分だけ
ランダムに訪れる「リマインド」

「minutiae」という名前のこのフォトアプリ、使い方は極めて簡単。「通知が来たら、とにかくすぐに目の前の写真を撮る」。それだけ。

通知は毎日ランダムな時間に、(散らかった部屋の掃除中だろうとトイレの中だろうと、コンビニ飯で晩酌中だろうと、まだベットの中だろうと)所構わずやってくる。

minutiae 11:22

あなたの「瞬間」を残す時間です。

そしてそのとき、1分の間に咄嗟に「パシャリ」としたのが、投稿されちゃうってわけ。まさしくアンチ・フォトジェニックだ。

ちなみにこの「リマインド」を逃すと、その日はもう投稿はできない。思い通りにはいかないのもスリリング。

プロフィールなし
いいねなし コメントなし

そんないきなりの、みっともないシーンを載せるのはさすがに…!と思うかもしれないけど、このアプリにはステータス合戦のプロフィールも、血眼になって集めるいいねも、誹謗を恐れるコメント欄も存在しない。

見栄を張る理由をすべて排除してあるからこそ、全くの自然体で臨めるのだ。

匿名な空間にあるのは、「正直な暮らし」とカオスだけ。

自分の投稿履歴は自分からしか見られない。他の人が目にするのも、ランダムに並んだ日付・時間・地域と、写真のみ。

微妙に推測できそうで、やっぱり難しい「どっかの誰かの日常」をランダムに覗き見できるのだ。なんだか秘密に手を伸ばしているような、イケナイことをしている気分。でも「どや顔」の写真ばかり並ぶタイムラインよりはワクワクしながら見れるかも?

僕たち、
アンチソーシャルメディア。

公式サイトにはこう記されている。

投稿はあなたの全てじゃない。

このアプリは、アンチソーシャルメディアアプリです。

ここは人気コンテストじゃない。

あなた自身の生身の瞬間、記録します。

重ねていうけど、日本語訳版はただいま鋭意製作中とのこと。

「フォトジェニック」に疲れ果てた現代人には、いい気分転換の「正直アプリ」になるかもしれない。こういうのも、アリだよね?

Licensed material used with permission by minutiae
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。