20歳だけど、この「和紙ストア」が気になって気になって仕方ない。

すべてのものは進化するとはいうけれど、和紙もここまできているとは全く知らなかったんです、私。オンラインストア「うるわし」を知ったのは、某SNSでだったんだけど、このサイト、見れば見るほどズブズブハマる。

だって、ただただ最近の「シュールブーム」に乗ってるだけじゃないんだもん。

これでも和紙一筋70年。

はじめに見つけた時は、「うむ、親戚や友達にあげたら盛り上がりそうな袋」くらいの、ありきたりな感想だった。和紙でできた便箋とか、最近は100円ショップでも売ってるし。

でも「うるわし」のプロダクトは一味違う。まず、なんか知らんが作り込みがすごい。例えば右端の、漫画風ご祝儀袋を見てみよう。

広げるとこんな感じ。

本物さながらの紙面。わざわざ白くてきれいな和紙に、コミック調の色を載せています。

聞けば創業約70年の大阪の和紙屋のサイトだという「うるわし」さん。扱っている和紙も上質さを売りにしていながらにしてこの風貌!

個人的には昔の少女漫画とか大好きなので、めっちゃツボです。

しかもよく見ると、作り込みが半端じゃない。

「ワタガシホマレ先生」へのファンレターの宛先なんて、「うるわし」を運営する 「株式会社オオウエ」の住所になってるし。実際に『パティシエ☆ダーリン』のファンレターを送ったらどうなるのか気になるところだ。

次回が888話というのも、末広がりの「八」で揃えてあってご祝儀袋には縁起が良いし、ということは今回は887話なわけで、「割りきれない」素数でこれまた結婚式には縁起がいい…と読み込むのは考えすぎ?でも、他のところを見てみても、とにかく芸が細かいのは確か。地味にすごい…。

あなたの日々に、半笑いを

他にも面白いものがザクザク見つかる。例えば…

間取り柄ミニカード

和紙田大學のミニカードです。阿波和紙に活版印刷を施しています。コットン100%の和紙なので、柔らかさがございます。

おみくじマスキングテープ

マスキングテープ素材、貼って剥がせる「オシール」。 実用的かつ役立たず。使う人のアイデア次第。 伸び代、あります。

集中線ポチ袋

真ん中が空白になっていて、好きなセリフや絵を入れられる。

お年玉やちょっとしたお金のやり取りをする時。
想いをしたためると感情がより強く伝わりますね。
たとえ中身が五百円でも、力技で恩を売ることができるでしょう。

使う側のセンスも問われそうなとこがまた、良い。

でもね、ほんとはね、真面目。

そう、面白いだけじゃないところが、この「うるわし」のいちばん麗しい点でもある。このサイトではグッズ販売の他にも、よみものとして和紙について知ってもらえる記事がわんさか載っているのだ。

和紙の値段が決まる3つのポイント」とか、

和紙の歴史、約1400年分をサクッとお伝え」してくれる記事とか。

結構興味を引くでしょう?

私、和紙なんて、小学校の時習ってた習字と、お茶くらいでしか触らなかったけど、それでも読みふけっちゃったもん。

うるわしは、あなたの生活に「上質でユーモラスなコミュニケーション」をご提供する、和紙の専門店です。あまり身近には感じないかもしれない和紙が、実はあなたのお役にたつこと。そして、その裏側には職人さんたちの長年の技があること。それを、日々お伝えし、実際に手に取っていただければ、と思っております。

ね、案外、ウケを狙っているだけじゃないんです。

世界でも注目されているのに、日常ではあまりみない伝統技術。ゆるっとクスッと、取り入れるのも良いのかも。

Licensed material used with permission by うるわし
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。