人生が終わる18時間前に結婚した花嫁が、教えてくれたこと。

もし、あなたの人生に残された時間があまりなかったとしたら、なにをしますか?最後に叶えたい願い、それはなんですか?

感動のストーリーとして世界中に拡散した、米コネチカット州出身のHeather Mosherさんの場合、愛する人との結婚でした。

愛する人と「誓いの言葉」をかわす
(死の18時間前だとしても)

ベッドのうえでガッツポーズをしている女性。彼女がHeatherさんです。そして写真は、彼女が息をひきとる18時間前に結婚式をあげた時のもの。

この瞬間にだどり着くまで、彼女には様々な戦いや葛藤がありました。

結婚相手のDavidさんとは、2015年にダンス教室で出会ったそう。そしてすぐ、ふたりは互いに離れることができない存在になっていきました。交際は順調にすすみ、翌年、DavidさんはHeatherさんにプロポーズする決心をします。しかし、「Independent」によると、まさにその同日、Heatherさんは乳がんだと告知されました。

結婚式は、1年ほど前からふたりが約束して計画していたものでした。しかし、がん細胞が脳に転移するなどHeatherさんの病状が悪化していたこともあり、医師のすすめで予定日より前倒しで式を挙げたそう。

余命18時間 花嫁

結婚式当日、Heatherさんは愛する家族や親しい友人に囲まれながら愛するDavidさんと誓いの言葉を交わしました。写真を撮ったのは、Heatherさんと最も仲が良かった友人のひとりでブライズメイドとして參加していたChristinaさん。

集まった参加者全員の前でカメラを向けることは、正直ためらいがあったという彼女。けれど、自分自身もHeatherさんと過ごせるのは「もしかしたらこれが最後かもしれない」と感じるところがあり、この瞬間を写真におさめることを決心したのだそう。

というのも、結婚式の前、Heatherさんに付き添い毎日会話を楽しんでいましたが、式ではほとんど動くことも喋ることもできなくなっていた彼女の姿を見たからだと言います。ChristinaさんだけではなくHeatherさんの家族も、彼女と「さようなら」をしなければいけない時は近いかもしれない、と悟ったというのです。

彼女が最後に振り絞った言葉、それがDavidさんへの誓いの言葉だったと言います。

「きっと、結婚できるまで一生懸命我慢していたと思うんです。それを達成した時、彼女のカラダはきっともう耐えきれなくなってしまったのだと思います」

とChristinaさんはこう語ってくれました。

Heatherさんは、医師も驚くほど当初の予想より長く生きたということです。信念を貫き、彼女は最後の最後に自らの夢を叶えることができました。そこには本物の愛があったからこそ…。

もう一度問います。

もし、あなたの人生に残された時間があまりなかったとしたら、なにをしますか?最後に叶えたい願い、それはなんですか?

答えがわかっていれば、すぐにでも始めるべきかもしれません。

Heatherさんから教わったことは、時間は有限だからこそ、自分が何よりも大切にしていることをなんとしても叶えるということ。それこそが、人生を輝かせるキーなのかもしれません。


 
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Reference: Independent
Licensed material used with permission by Christina Lee Kara
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